建具枠の加工と取り付け|アガチス
「北本の家」は内部造作工事が着々と進み、建具枠の加工と取り付けに移っています。建具枠の加工~組み付け建具用の枠材は必要な部材数とサイズを指定して材木店から入ってきた荒木の状態で入ってきます。ここから使う場所や部材を仕分け、削って仕上げ最終的な寸法形状にしていきます。加工が終わった建具枠は断面が様々な凸凹に。見る人が見ればどこに使うかは想像できますが、一般の方にはこれでは想像もつかないかと(笑)あと...
無垢フロア貼り|カバ桜(バーチ)
「北本の家」では床の仕上げ材、フローリングの施工が進んでいます。無垢フローリング材|カバ桜(バーチ)フローリング材は無垢のカバ桜。無垢のフロアと一言で言っても樹種によって風合いや肌触り(足触り)は様々。中でもカバ桜は明るい色味で、仕上げにオイルフィニッシュ(オイル仕上げ)とすることで濡れ色になり、絹のような光沢の風合いが生まれます。カバ桜はシンプルで清潔感がある表情で、時間が経過してもそれほど焼け...
布団掛け金物、外部塗装、エアコン隠ぺい配管
着々と進んでいる「北本の家」。現場を追いかけるように今回も工事記録ダイジェスト。布団掛け金物南面2階の窓には布団掛けの下地となる金物が付きました。最終工程になりますが、この布団掛け金物に木の幕板を取付けて布団掛けに使う計画です。窓の外にこうして布団掛けを準備しておけば、窓から布団を干しても外壁の汚れが布団に付くということもなくなり便利です。2階は面積の都合上、バルコニースペースを省略しましたので、...
小庇で雨を切り、快適長持ち
「北本の家」の外部、サッシが終わると窓の上には小庇がつきます。今の家を見渡すと庇のない家が当たり前。そんな流れに逆らうかのように徹底して庇を付けます(笑)アルミ小庇の取付け|庇の意味当社では屋根の軒の出に守られている場所を除いて、すべての窓の上に小庇を付けています。こうして窓の上に小庇を設ける理由は2つあります。(1)長期にわたる開口部からの雨水の侵入防止今ではサッシとその周囲の防水性能も上がって...
サッシ搬入~取付け、ユニットバス断熱、小屋裏物置
順調に進んでいる「北本の家」。建て主さんへの報告も兼ねて、こまごました部分の現場進捗を一挙ダイジェスト解説。サッシ搬入~取付け|YKK AP APW330(樹脂サッシ+Low-Eガラス仕様)サッシはほぼ当社の標準仕様になった樹脂サッシAPW330。住宅の中でどう頑張っても最も断熱性が弱いのが窓。住環境の快適性アップはまず窓を強化するのが基本。木製サッシを除けば、断熱性能的には樹脂サッシが優れていますが、樹脂サッシの欠点は...
棟換気+軒先換気|小屋裏換気の理想形
夏を涼しく住まうための建築的工夫。基本は建物の断熱強化、庇やLow-Eガラスなどによる日射遮蔽が主になります。その次に重要になるが壁や屋根、小屋裏内に熱を溜め込まず熱気を効率よく熱を抜く工夫。つまり躯体換気を十分機能させることです。「北本の家」では外壁面の通気構法は勿論ですが、軒先に通気口(換気口)を設けて、小屋裏の熱気は屋根の棟から抜く”棟換気”を採用しています。小屋裏換気の方法は様々ですが、棟換気が...
構造金物の設置ダイジェスト、構造計算義務化アンケート
「北本の家」は中間検査も終えて、内部の木工事が着々と進んでいます。中間検査では主に構造金物や耐力壁が設計通り配置・施工されているかの検査を受けます。その検査にも問題なく合格。これで以降の工事を進めることができます。建築金物は壁の中に断熱材が入ったり、内装下地材を張ってしまうと見えなくなります。その金物の種類や取り付ける位置は、設計時の構造計算に従います。金物配置伏図|構造計算書構造計算書には、下に...
外壁ガルバリウム鋼板、木部・格子の現場検討会
「北本の家」の外壁、屋根の仕様はガルバリウム鋼板。そこに木製格子や木製フェンスを合わせて外観意匠を整えます。ガルバリウム鋼板と格子の組み合わせは当社でも定番。定番とはいえ、毎回建物の意匠やボリュームは異なりますし、お客さまの志向もありますのでこうして現場検討会を開きます。これも定番の儀式です。ガルバリウム鋼板、格子材検討会予め外壁のパターンと色は数種類に絞り込んで、見本として製作できる範囲でなるべ...
床・屋根構面の作り方|水平構面の施工ポイント
前回の耐力壁の施工ポイントに引き続いて、今回は”床と屋根構面の施工ポイント”について解説。構造の話は建物の外観デザインや室内の仕上げ材とは違い、それ自体で日々の住み心地が変わることがありません。もし体感することがあるとすれば、もしもが起こった時に隣の家は傾いたがうちは大丈夫(極端な例ですが)という時で普段は全くありがたさを感じることがない。構造設計は意匠設計とは対極で地味ですが、当社では構造の基本性...
ダイライト等、面材耐力壁の施工ポイント
「北本の家」は構造計算に基づいて・耐力壁の数と配置バランス・床と屋根の水平構面に必要な強さを決めています。構造構造計算をしない住宅に比べ、部材断面や耐力壁などの構造耐力要素が少しゴツくなりますが、経験や勘に頼らない工学的な視点で安全性が保証されるメリットは大きいです。とはいえ、法的義務がない2階建て程度の木造住宅が構造計算付きで設計されることはまだまだ少ないのが現状。その理由は以前にもシリーズで書...