横葺きガルバリウム鋼板張り|外壁工事
年末に大寒波が押し寄せた新潟。最高気温が氷点下という中、「市野山の家」では外壁のガルバリウム鋼板張りが始まりました。職人の方々ご苦労さまです。外壁は板金工事で行う今回のガルバリウム鋼板と、大工工事で無垢の唐松板をドイツ下見板とを張り分けます。外壁ガルバリウム鋼板貼りガルバリウム鋼板は成型の仕方(=折り方の断面形状)と、葺き方の組み合わせで無数にデザインバリエーションがありますが、今回は「横葺き」と...
建具枠・造作材の加工と取付け|アガチス・チーク
「市野山の家」では内部造作工事が進んでいます。工程的に最初に取り掛かるのが窓枠や建具枠、框の加工・取付け。これらの造作材は加工場で加工し、現場で組み付けるという流れです。建具枠の加工加工場では建具枠に使用する材木を1本、1本、荒木の材木から仕上がりの寸法を目指して削り出すように加工していきます。窓枠や建具枠にはアガチスを使用しています。窓枠、各部屋の出入り口の引戸の枠、物入れ・クローゼット枠など一言...
クルクル回せるパノラマ画像をiPhoneで撮影|Photosynth
簡単お手軽に360度パノラマ撮影がしたい。できます、iPhoneがあれば簡単に。というわけで、360度パノラマ撮影ができるiPhone用のiOS版Appはいくつか出ていますが、撮影~Web共有までのクオリティがよかった「Photosynth(フォトシンセ)」をご紹介。PhotosynthはMicrosoftが提供しているサービスで、同iOS版Appも「Photosynth」としてiTunes Storeで公開されています。遊ぶだけでも面白いですが、仕事の現場でも活かせないものかと...
欠陥住宅な驚きの施工実態とインスペクションの必要性
「坂井の家リノベ」現場は内部の解体工事が完了しました。床も天井も内部の仕上げは下地材と共に全て撤去。このあと、間仕切り変更のための基礎工事にかかるのですが、その前に現況の構造を改めて調査確認。室内の壁・床・天井を全て撤去することであらわになる住宅の構造。そこで私たちは予想もしていなかった構造上の重大な欠陥を見ることになります。---2012.12.19追記----解体後の360度パノラマ全景を下の記事で公開。・2012.1...
庇と軒は雨をしのぎ、日射と対話する。軒先換気も名脇役。
日本は年間降水量が多く、夏は亜熱帯のように蒸し暑い。雨が降れば窓を閉め、降水量が多いと雨漏りのリスクも増える。開口部は雨仕舞いがきちっとなされ、長期にわたって雨水の侵入から住宅を守る必要があります。こうした雨水から“閉じる技術“とは反対に、春・秋など過ごしやすい気候の時には積極的に窓を開放し通風もとりたい。そして、四季を通じて刻々と変化する日射の影響。夏はギラつく日射を遮り、逆に冬は積極的に太陽熱を...
窓の高断熱化がなぜ必要か
省エネを目指して家全体から流れ出る熱を少なくしようとした時、最も効果的なのが熱的に一番弱い部分の性能の底上げ(ボトムアップ)。その場所がどこかというと、“窓”です。樹脂サッシ+ Low-Eペアガラス|YKK AP APW330「市野山の家」の外部開口部には特に断熱性が高い樹脂サッシを装備。サッシに入るガラスは、日射を遮る遮熱効果と暖房熱を逃がさない断熱を高めたLow-E被膜付きのLow-Eペアガラス。樹脂サッシ+ Low-Eペアガラス...
構造金物の全数検査と指摘・訂正事項
「市野山の家」は検査機関の中間検査も終え、内部の下地工事が進んでいます。中間検査を前に、社内検査も行っていますが今回は構造金物の検査とその際に見つかった訂正事項について。構造金物(柱頭柱脚金物)の全数検査柱や梁は場所場所に応じて適切な構造金物で補強されています。「どの場所にどんな金物を付けるか?」は、構造計算により柱の上部(柱頭)と柱の足元(柱脚)に生じる応力を求め、その結果に基づいて金物を設置し...
セミナー講師やります|設計から現場までのCAD活用手法
仕事で普段からCADで図面を描いていますが、まさか自分が使っているCADの開発元からセミナー講師の依頼がくるとは。というわけで、完全設計実務者向けですが、下記の日程でセミナー講師を引き受けることになりました。<2013.01.28追記>セミナー終了レポートをアップしました。・「盛況のうちに終了!|Vectorworksプロセミナー:設計から現場までのCAD活用手法」<2013.04.8追記>A&Aさんのサイトで「ユーザ事例&レポート」とし...
断熱・耐震・自然素材リノベーション|坂井の家リノベ着工
既存住宅を現代技術で、心地よい住まいにリノベーション。建築はゼロから作る新築と、既存建物に敬意を払い、改修として手を加えるリノベーションという選択肢があります。「坂井の家リノベ」はその後者の選択肢。解体工事で着工建物は築25年を迎えた極々一般的な木造住宅。現場はまず解体工事からの工事スタート。改修する3つのポイント「坂井の家リノベ」では当社のリノベ工事の定番、3つの改修を柱に完成を目指します。(1)断...
唐松外壁のウッロングエコ塗り大会|施主参加型塗装工事
「市野山の家」の外壁は、横葺きで葺く長尺のガルバリウム鋼板、そしてこの信州唐松の外壁のドイツ下見板の2種類を張り分けて仕上げます。今回は、丸一日かけて唐松外壁材の塗装大会をしました。(私ももれなく1人工で参加(笑))から松ドイツ下見板+ウッドロングエコ塗り塗装大会の当日はあいにくの雨。晴れていれば広々できたのですが、この日を逃すと建て主さんの都合が付かないので決行!少し狭いですが会社の屋根がある下で...