建方|壁・屋根のパネル化で高性能高品質住宅(動画付き)
「弁天橋通の家」は建方(建前)が終わり無事上棟しました。今回は、壁と屋根をフルパネル化して合理的に構造と断熱気密の性能アップをおこなっています。パネル化のメリットについては過去記事を参照。・2011.01.26 なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(3)- パネル工法編 -建方住宅地の一角に建つ弁天橋通の家は、敷地内に余剰スペースがなく、構造材だけならともかく、今回は壁も屋根もパネル化して現場に搬入しますのでと...
構造材の加工前材料検査|木を見る、木を測る
「弁天橋通の家」に使用する構造材の材料検査をおこないました。場所は製材から乾燥、加工までを一貫して行っている坂詰製材所さん。当社では構造材に地産地消の精神で新潟県産の杉「越後杉」を使用します。ただし、どの場所にも越後杉が適しているわけではありませんので、構造計算の結果を踏まえつつ、越後杉の特性を見極めながら一部米松や構造用集成材を使用します。越後杉の原木丸太は大断面、長尺になると良材が少なくなる傾...
ベタ基礎一体打ちコンクリート(動画付き)の工程とポイント|基礎工事
先回の配筋検査も終わり型枠組みも完了。「弁天橋通の家」では基礎工事のラスト、コンクリートの打設をおこないました。標準的な基礎の打設方法は、スラブ(床版・水平部分)を先に打った後に立ち上がり部の型枠を組んで2度目打設をおこなう2工程。2工程でコンクリートを打つとスラブと立ち上り部分の境界で打継ぎ部分が生まれます。その打継ぎ部分でわずかな隙間が生じた場合、後々の白蟻の蟻道(シロアリの通り道)になるため、...
基礎の配筋検査|第三者機関よりも厳格な検査
「弁天橋通の家」では基礎の鉄筋組みが終わり、配筋検査をおこないました。記事用に現場写真からピックアップしていたら14枚にもなっていた(汗)それでも大分端折りました。。。という事で一気に解説!木造住宅の基礎をきちんと作るには基礎構造は配筋も含め構造計算(許容応力度計算)で決定しています。現場では構造計算に基づいた基礎図の通りに施工すればなんら問題ありません。と、図面指示通りにいかないのが世の常(笑)。...
基礎立ち上がり縦筋(あばら筋)にフックは必要か?に回答
木造住宅の基礎の構造に関してよく議論されるひとつに、基礎の縦筋(別名「縦補強筋」、「あばら筋」)の端部に“フック”が必要か否かという話。これが設計者や現場監督の方々でも意見がまちまち。というわけで改めてここで論点と法解釈を整理してみます。(実は配筋検査の記事を書き始めたら話が広がり過ぎたので別記事にしました(笑))まず、縦筋の”フック付き”とはこんな感じ。縦の鉄筋の端部が鍵状にフック型をしているのがフ...
Vectorworks2013全国キャラバンの講演がユーザ事例ページに掲載
今年の初め2012年1月24日に、Vectorworks2013全国キャラバン 新潟会場でセミナー講師をさせていただきました。その際の講演内容が主催者でありCADメーカーのA&Aさんのサイトに「ユーザ事例&レポート」としてアップされました。ユーザ活用講演事例|Vectorworks2013 新製品発表会 全国キャラバン(画像クリックで事例&レポートページにリンクします)事例&レポートページでは、新潟以外の全国キャラバンで巡回した会場講演のレポ...
鎮物(しずめもの)を埋めて基礎工事開始
「弁天橋通の家」では基礎工事が始まりました。まず忘れずにやらなければならないことが・・・鎮物(しずめもの)地鎮祭の時に神主さんからお預かりした「鎮物(しずめもの)」を基礎の中に埋めます。写真中央に小さく見える箱が鎮物です。大きさはちょうど手のひらサイズ位。さて、鎮物とは何でしょう?【鎮物、鎮め物(しずめもの)】地鎮祭のとき、土地の神をしずめるために地中に埋めるもの。昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛な...