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エコキュート、エコウィル、エコジョーズを考える(3)

シリーズ化していながら大分間が空きましたが、「エコキュート、エコウィル、エコジョーズを考える」の最終回。
(ここから読み始めた方は第1回第2回を読んでからの方が話が繋がります。)



最終回の今回は、設計段階でのコストシミュレーションの実例を一例示したいと思います。

シミュレーションで比較するシステムは、電力系のエコキュートとガス系のエコジョーズを比較します。
エコウィルについては第2回でも出たように”ある一定条件”が揃わないとコスト的に有利に働かないためこの比較からは外します。(事実、このコスト検討の際の前段階での検討結果で落選しました)

エコキュート-エコジョーズ_コスト検討
↑クリックするとリンク先のPDFファイルが開きます。

これは機器代金や初期工事費などのイニシャルコストと、毎月の使用料のランニングコストとし、機器耐用年数を15年(設備機器が15年で壊れると仮定した)とした場合にトータル的にどのような金額差になるかを検討した資料です。

(注意)
・あるお客様の条件を元にシミュレーションしているのですべての方に当てはまる条件・結果ではありません。
・極力公平に相互比較すべく影響のある要素は加味してありますが、一部の付帯工事費は含まれていません。(大勢に影響なし)


コスト比較の結果、エコキュートの方がエコジョージよりも約1,800円/月(約21,000円/年)割安となる結果となりました。



少し詳しい方なら、エコキュートとエコジョーズとでは、一般的にエコキュートの方が経済的有利に働くことはご存知かもしれません。

ただ、実際には正確に両社を相互比較するには、単純に設備費用だけで比較したり、各設備メーカーが算出するランニングコスト結果だけで判断するのは不十分で、両者に適用される各種割引料金や同じレベルで相互比較するための諸条件の取り込みなど、様々な要素を踏まえ検討しなければなりません。

こうした要素を正しく評価することで初めて”正しい相互比較”ができます。
このレベルまで精度よく求めるにはかなりの手間暇がかかりますが、お客さまにとってみれば頭を悩ませる真剣な問題。
設計者側としては、お客様が冷静に判断が下せるような信頼性の高い情報提供が必要なのです。



今回は設備機器の”コスト”に目を向けて話を進めてきましたが、実際に導入検討される際には、この他にも使用者の使い勝手や価値観など、コスト以外のモノサシもあるという事を忘れずに検討していただきたいと思います。

お客様を悩ませる設備機器選定の話、真面目に考えだすとかなりディープな世界だということが分かったと思います。
設計者側でさえ色々あり過ぎ、そして日々進化し続けるので追いつくのが大変なのですから、一般の方なら尚のこと大変でしょう。。。

という訳で、ひとまずこのコーナーは終焉ということで。

■関連エントリ
エコキュート、エコウィル、エコジョーズを考える(1)
エコキュート、エコウィル、エコジョーズを考える(2)

このディープな設備機器比較シリーズ、まずは完結したわけですが、書き始めて早々感じてたのははたしてこれを最後まで読んでる人っているのか?ということ(告白)(笑)

なるべく言葉を選んで書いたつもりなのですがあまりに深い話すぎて・・・一般受けしないなぁ(反省
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2 Comments

sagami  

今日はどうも!
軒天 22条防火は大丈夫かという ご質問ですが
屋根・外壁であって 準防火では規制になるということのようです。事実けっこう よくみると軒下地現しですよね。 あれで確認とおります。
ではでは

2008/10/26 (Sun) 18:50 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

こちらこそ貴重な時間ありがとうございました!

私も今確認しました、私の勘違いですね。
22条で軒裏が対象となるとは特殊建築物だけでしたね。

2008/10/26 (Sun) 19:08 | EDIT | REPLY |   

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