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パース検討

「稲荷の家Ⅰ」の基本計画が進んでいます。

平面計画と並行し建物のエレベーション(立面)も検討。

平面上では室のサイズ、窓・収納配置、方角、日射、室と室との相互関係、生活動線、構造安全性などなどパズルのピース状態のものをきれいに噛み合わせていきます。
こうした平面計画が内的要素だとすれば、外的要素になる立面的な見え方も同時に検討します。

平面的な内的要素の整合、クオリティを一定レベルに保ちながら、立面的にも無理なく綺麗まとめていく・・・・と言葉で書くとスマートですが、実作業的にはこれがすんなりスマートには行かないことが常(苦笑)
この辺の基本計画的なことはお客様から見てもファーストインプレッションとして重要で、その後の計画全体の進む方向が大きく左右されるのでこちらも慎重に試行錯誤する部分です。



平面計画をしてあとはそのままそれなりに適当に屋根を掛けて・・・と終わらせればどれだけ楽なことか(笑)

屋根にも様々な形状がありますし、同じ屋根形状でも建物ボリュームや窓の配置、屋根材の使い方、さらには敷地環境(実際に建築される場所でどう見えるか)などによって変わります。一概に「前もこの屋根だったから・・」と安易に決めることはできません。

・・・と、またも話が脱線気味なので本題に(苦笑)



「稲荷の家Ⅰ」の平面計画がおおよそ固まってきたので同時に立面の検討を行っています。

一応切妻屋根タイプのパースも作りますが、私の今回の一押しが片流れ屋根なので、そちらをメインにベストバランスを検討中。
屋根勾配を変えたパターンを作りあれこれ考えを巡らせます。(楽しい)
パース検討081112

建物の外観を立面図だけで決める人がいます。そういう人は実際に建物が建った時になぜか最初のイメージと違うような・・・と思ったりします。
それもそのはず、立面図は無限遠(ずっと遠く離れた場所)から建物を見た形です。それに対して、通常人は建物から5~15m程度離れた場所から見ます。この時人間の目には建物が歪んで見え、建物の縦横のプロポーションが実寸法と違ってきます。(高層ビルを見上げると上層階が小さく見えたり、遠くのものが小さく見えるのがソレです)

つまり、建物の外観意匠を決める時には立面図よりもパース図(透視図)を優先しなければいけません。
パースを描く時も当然、実際の敷地環境を見ながら現実的な視点(人が立って建物を見る場所)からのパースを作らなければいけない事は言うまでもありません。
見えもしないバードビューや見えるはずのない角度、距離からのパースを作って良い悪いを考えてもこれぞ”見当(検討)違い”。

模型の製作は怠けているのでパースあれこれ考えています(汗)



片流れ屋根はガルバの瓦棒葺きで考えています。
1階の屋根は1寸(10m行って1m上がる勾配)の片流れに決めていますが、2階の屋根勾配をあれこれ検討しています。
2階の屋根を1階の屋根と同じ1寸にすると、立面図的にはきれいでも実際には透視図的な効果からフラットな陸屋根のように見えます。
一般には1階の屋根よりも2階の屋根の方を勾配を少しきつくしてやる方がいい結果になることが多いです。

というわけで、2階の屋根勾配は2寸(10m行って2m上がる勾配)にすることにします。

次回の打ち合わせでは、平面計画ととともに数パターンのパースを描いたものをお見せします。
お客様は内的要素の間取りのことで頭がいっぱいで外観意匠までには頭が回っていないので、いくつかパースを作って好みも聞きつつ私のお勧めをさりげなくお勧めしつつ(笑)決めていきたいと思います。

横に長い「稲荷の家Ⅰ」は建物高さを極力押さえ、水平方向の印象強をめた方が落ち着いて綺麗に見えます。そういう意味でも片流れ屋根はコストも抑えつつベストチョイスだと思います。

何気に一階の屋根も触り始めてしまった・・・・

時間を置いて見直すと他でもよさそう・・・決定のハズが・・・変わりそう(汗)
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