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耐力壁:ダイライト施工

「百津の家」は着々と工事が進み、外部ではダイライト張りが細かい部分を残して終了しています。

外構で計画している木製フェンスと2階のコーナー出窓が完成するまで(→こんな感じ)しばらくは、のっぺりとしたサイコロのようです(笑)

ダイライト施工090508


ダイライトは構造用面材として建物に加わる地震力や暴風に対して抵抗する重要な役割を担っています。
また同時にダイライトは燃えにくい材料であるとして準不燃構造の認定も受けいていますので、外壁仕上げ材のガルバの下地材としても機能しています。
これで法的に要求されている所要の防火性能を満たすことにも一役買っています。

建物完成後には外からも内からも見えなくなる材料ですが、実はかなりの名脇役でもあります。



そのダイライトの施工管理で最も注意しなければならないのは、ダイライトを留めているファスナー(接合具)の”釘”です。(以下、同属の構造用合板や構造用MDFなども管理の要は同じ)

釘の管理のポイントは

 ・種類:指定釘または同等以上品が適切に使われているか
 ・留め付けピッチ:所定のピッチで留め付けられているか
 ・釘のめり込み量:釘がめり込み過ぎていないか

大きくはこの3点に注意しなければいけません。

ダイライト釘管理090508


ダイライトが耐力面材として大臣認定を受けている指定釘は”N50”という規格の鉄丸釘です。
当社では同等以上品としてN50釘よりも一回り太く、釘頭の大きいCN50釘を使用しています。

現在は軸組み工法においては耐力壁の構築に筋交いではなく構造用面材を用いることはそれほど珍しくはなくなりましたので、施工側も釘の種類や留め付けピッチを誤るということは少なくなりました。

この手の面材は建物外壁を包むように大量の釘で留め付けますので、この釘全てを手打ちで留めている人はいません(笑)、釘打ちはコンプレッサーの力を借りた”釘打ち機”を使います。
ですが、ここで問題になるのは先に上げた3ポイントの最後の”釘のめり込み量管理”。

釘のめり込み量が大きいとダイライトの耐力(=壁としての強さ)低下に直結します。
これを十分理解せず、コンプレッサーのエアー圧を調整せずに施工していく例を見かけることがあります。
ダイライトをはじめとした耐力面材は広く使われているとはいえ、まだまだ施工側(またはそれを管理する側)の理解が十分とはいえないのが実情ではないでしょうか。

実際問題、釘打ち機のコンプレッサーエアー圧を丁度に調整したとしても、下地の柱や梁の硬さは一様ではないので、施工側からすれば100発100中で釘頭が残らず打ち込めるようエアー圧を強めにしてしまう心理がこのような不適切な施工を生む原因となっています。

当社では「釘打ち機で多少釘頭が残っても、それを最後に手打ちで打ち揃えるくらいに」と管理しているので、ほぼ全ての個所が写真左下のように人に見られてもはずかしくないほど綺麗です(笑)。
一応はメーカー基準ではめり込み量の許容として、めり込み1mmまでは許されています(写真右下)が、中々”人間心理”という壁を管理するのは根気がいります。



・・・また文章が長くなった。。。反省しています(作文力なし?)

■設計・施工:株式会社山口工務店
■問合せ先:TEL 0250-62-0318
        FAX 0250-62-7977
        E-mail yamahome@chive.ocn.ne.jp
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- 4 Comments

sagami  

お疲れ様です。
仕様がほとんど同じですね。
CN50でダイライト+ガルバ。
定番ですね。

2009/05/09 (Sat) 17:04 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

sagamiさん

コストを含めて耐力壁兼防火下地を作ろうとすると皆さんダイライトに辿り着きますよね。

ダイライトはこれで粘りがあれば優秀なのですが割れやすいので気を使います。

2009/05/09 (Sat) 23:16 | EDIT | REPLY |   

sagami  

うちらは防湿層を室内側に設けるので、延焼で問題がなければ構造用合板でもいいのだが、
(1/3のコストになるので)
新潟市内の敷地ではむりっぽ。
広い土地で延焼ラインをよけながら2種類張り分けるケースも考えてますが、めんどくさ。
結局 ダイライトで全部はることになりそう。
あぁ だから世の中窯業系のサイディングばかり。
コストと防火。 風合い二の次。

2009/05/12 (Tue) 08:35 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

sagamiさん

こちらなら合板でもOKな場所があります。
田舎の特権です(笑)

2009/05/12 (Tue) 11:39 | EDIT | REPLY |   

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