建具枠と仕上げオイルの選択
これは「百津の家」で使う建具枠や仕上げの造作材を検討する際に使った材達。

(少し毛羽立ってるのは養生テープを勢いよく剥がしたから(笑))
半分色が違うのは自然塗料でオイル仕上げをしているためです。
オイル仕上げとすると材は少しウエットな質感に色身を増し、深みが増します。
写真で撮ると今一実際と色味が違う・・・(汗)←カメラマンの腕?
相手は天然の無垢材ですから、仕上げも木本来の自然な風合いを残す方が望ましいと考えます。
ウレタン塗装をし、樹脂っぽい光沢仕上げとしたり、潰しの色で着色してしまっては木に申し訳ありません。
何より空間の一要素としてこうした材を使った時の風合いを大切にしたいと思うのです。
仕上げに使う自然塗料も、仕上がりの質感や匂いの残留、コスト、施工性、入手のし易さなどを検討した上での最適解を出し、ある自然オイルに決定しています。
床の無垢フロアも同様のオイル仕上げとするので、建て主による定期メンテナンス、床の維持管理を継続していくという意味でも、あまり高価なものや手のかかるのもは今回は避けました。
これは建具枠という建築空間を成立させるための一要素ですが、全体から見ればこうしたミクロの視点・要素を積み上げの結果がマクロとなり、人は建築空間を”印象”や”雰囲気”という漠然とした感覚を覚えます。
作り手はミクロ視点で建築に臨み、それを建築空間というマクロで表現し建て主に伝える。
住まい手でミクロな部分を強く意識する人は少ないので時々理解を得られにくい場面もありますが、”ミクロがマクロを生む”という大原則には共感してもらえると思います。
■設計・施工:株式会社山口工務店
■問合せ先:TEL 0250-62-0318
FAX 0250-62-7977
E-mail yamahome@chive.ocn.ne.jp

半分色が違うのは自然塗料でオイル仕上げをしているためです。
オイル仕上げとすると材は少しウエットな質感に色身を増し、深みが増します。
写真で撮ると今一実際と色味が違う・・・(汗)←カメラマンの腕?
相手は天然の無垢材ですから、仕上げも木本来の自然な風合いを残す方が望ましいと考えます。
ウレタン塗装をし、樹脂っぽい光沢仕上げとしたり、潰しの色で着色してしまっては木に申し訳ありません。
何より空間の一要素としてこうした材を使った時の風合いを大切にしたいと思うのです。
仕上げに使う自然塗料も、仕上がりの質感や匂いの残留、コスト、施工性、入手のし易さなどを検討した上での最適解を出し、ある自然オイルに決定しています。
床の無垢フロアも同様のオイル仕上げとするので、建て主による定期メンテナンス、床の維持管理を継続していくという意味でも、あまり高価なものや手のかかるのもは今回は避けました。
これは建具枠という建築空間を成立させるための一要素ですが、全体から見ればこうしたミクロの視点・要素を積み上げの結果がマクロとなり、人は建築空間を”印象”や”雰囲気”という漠然とした感覚を覚えます。
作り手はミクロ視点で建築に臨み、それを建築空間というマクロで表現し建て主に伝える。
住まい手でミクロな部分を強く意識する人は少ないので時々理解を得られにくい場面もありますが、”ミクロがマクロを生む”という大原則には共感してもらえると思います。
■設計・施工:株式会社山口工務店
■問合せ先:TEL 0250-62-0318
FAX 0250-62-7977
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