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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

ノンケミカルで耐久性の高いエステックウッド

当社では外部廻りの格子材やデッキ材によく木材を使います。
素材を選び、使い方を吟味することで建物に品と風合いを与え、とてもいい意匠になります。
それは服選びとそのコーディネートによく似ていて、よい服をよいコーディネートで着こなすことは非常に心地がいいものです。



そんな外部用途の木材として中々優れたものを見つけました。
ノンケミカルで高耐久性、高い寸法安定性や加工性を持った「S-TECH WOOD(エステックウッド)」です。

エステックウッドR0019172_2

エステックウッドは原材料に国産杉を使用し、製材・人工乾燥後に窒素加熱処理を施すことで木材の主成分であるセルロースやヘミセルロースが変化・改質することで、高い寸法安定性と耐久性を持たせたもの。

木材の耐久性を高めるには、安直に薬剤処理を施すこともおこなわれますが出来れば避けたいもの。このエステックウッドは材料自体は日本の山にはありふれた杉材を使用し、それに窒素加熱処理をしただけですので、まさに薬剤無使用のノンケミカル。
通常の木材では御法度な使用方法の例としては、多少処理温度に違いはありますが、土に埋設するような枕木用途のエステックウッドも用意されているから驚きです。

外観上には窒素加熱処理によって材がコゲチャ色に変化していますが、これはこれで私は意匠的に好印象。この色は表面だけでなく中までこの色に変化していますので、どこを切ってもこのコゲチャ色が現れます。切断面を後で現場でタッチアップするなどということも心配ご無用というわけです。
基本は無塗装品でも十分な耐久性がありますが、塗装品のライナップもありますのでこの辺りは目的に応じて選択するといったところでしょう。



以前、このエステックウッドについて直接レクチャーを受ける機会があった際、元々このエステックウッドは天然に採掘される埋木(うもれぎ)を人工的に製造できないかという研究開発から生まれたものだそうで、その背景を伺うとこれも中々興味深いものでした。

細かくはエステックウッドの特性から来る弱点や、まだまだ規格バリエーションが少ないという不便さはありますが、それは使い手側でカバーできる範囲です。いくつか検証した結果コストパフォーマンス(価格性能比)的にも優秀なことが分かりました。
現在、小規模物件で試験採用を始めています。今後も当社の標準材の一つとして使用していきたいと考えています。

<関連エントリ>
2010.09.11 ウッドデッキの施工|エステックウッド
2010.09.13 外壁面格子|エステックウッド
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