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次世代省エネ基準、いよいよ義務化に(2)- 義務化の懸念 -

前回からの続き(←始めにこちらを見てから)

話の概略として、今後、次世代省エネ基準が新築住宅100%に義務付けされるという話。
そしてそれは、今作られている省エネ度Bグレードの住宅をAグレードに引き上げることを意味しているということ。(下表参照)

グレード省エネ基準の名称
A次世代省エネ基準(平成11年基準)
B新省エネ基準(平成4年基準)
C旧省エネ基準(昭和55年基準)

一般的に(エンドユーザの認知的に)省エネ度が上がることで家の作り方がどう変わるか?というと真っ先に”壁の中の断熱材が厚くなる”と想像すると思います。大体正解、50点くらいです(笑)

建物の断熱性を上げるという意味では正解ですが、グレードA住宅を作るには少々コツとテクニックがいります。突き詰めるとかなり専門的になるので割愛しますが、裏を返すと大半の建築業者が経験しているBグレードの住宅の作り方とグレードAの住宅とでは全く別物として扱わなければいけません。
Bグレードの住宅と同じ感覚(知識・経験値)でAグレードの家づくりに臨むと恐ろしい結果になります。この辺の問題意識は業界関係者ですらまだ認識が無い方が多いのが更に怖いところ。以下簡単にまとめてみます。



<次世代省エネ基準義務化の懸念>

・Bグレード(新省エネ基準)よりもシビアな設計と施工が求められる
・単に断熱材を厚くしただけではNG。そんなことをしたら家の寿命や快適性の面で命取り
・一定レベルの省エネ住宅設計力とポイントを抑えた施工能力が求められる

私の今までの経験から最も心配していることは、生半可な設計や施工がエンドユーザの知り得ないところで行われ、逆に住宅の性能を落とすことです。
これを防ぐには大原則は設計・監理者の意識改革とレベルアップですが、あわせてこれから出来る法律の中にも品質を管理する仕組みを組み込まなければ現実無理だと思います。

省エネ住宅の”住宅”を”乗り物”に置き換えると、BグレードとAグレードの住宅は鈍行列車と新幹線、はたまた普通自動車からスポーツカーに乗り換える位の差があります。鈍行列車の車両と新幹線の車両とでは安全性担保の面で車両の作り方がまったく違うのと似ています。
別の次元の乗り物(住宅)にはそれ相応のノウハウと能力が作り手には求められて当然なのです。



それではお客様視点で安心して任せることができる設計者、施工者はどう見分けたらいいのでしょうか?
これは表向きだけでは中々区別を付けにくい部分ですが、次回はそんな業者を見分けるひとつの判断基準、”業者選びの物差し”について話を進めることにします。

<関連過去エントリ>
次世代省エネ基準、いよいよ義務化に(1)

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2 Comments

相模 (オガスタ新潟)  

オーバートークじゃないですかw?
新幹線と在来線 (**)
Q=1.0が新幹線かな? 次世代は快速程度。

新在来工法であれば、容易に気密断熱取れますので、
施工講習会での受講を義務付けすれば、次世代くらいは簡単に施工できます。(Ⅳ地域の場合)Ⅱ地域以上でしょうね。ちょっとテクが必要なのは。

2010/04/22 (Thu) 11:43 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

相模さん

少しオーバーですかね(苦笑)
ただ、私は色んなところで中途半端な設計や施工を見ているので、それくらい認識新たに臨んでもらいたいです。

2010/04/22 (Thu) 17:28 | EDIT | REPLY |   

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