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基礎工事|アンカーセットはていねいに

「百津の家Ⅱ」は地盤改良が終わり、基礎工事へと進んでいます。
基礎工事の大きな流れとしては、根切り(土を掘る)から始まり、配筋(鉄筋を組む)~コンクリート打設(コンクリートを流す)と進み、全体で2週間程度掛かります。

中でもコンクリートの打設は、その時の気温や天候を見ながら調合を決めたり、その後の養生への気配りと何かと神経を使います。



基礎工事の中で後戻りできない部分の一つがアンカーボルトのセット。
アンカーボルトとは土台を基礎に固定して建物に加わった力を最後に基礎へ流してくれる重要な金物。

アンカーボルトはアンカーセット冶具を使って正確に基礎の芯(真中)にセットしていくことは勿論、細かいですが赤矢印で示したフック部分も型枠方向に向かわないよう基礎の長手方向に向くようにセットしていきます。

R0020515_1.jpg

フックの方向自体は、最悪の事態で建物の全体崩壊になるような大地震の時に致命傷になるような部分ではありませんが、念には念を。
鉄筋のコンクリート被り厚規定(鉄筋が一定厚さ以上コンクリートに包まれていなければならないという約束)もありますので、厳密には法令順守の部分でもあります。

この他にもチェックポイントはいくつもありますが今回はこの辺で・・



「百津の家Ⅱ」は平屋とは言えども、しっかりと構造計算(許容応力度計算)をして、エンジニアリングな裏付けから全ての構造を決めています。

元々平屋ですので、構造計算をしない殆どの住宅会社が照合する仕様基準「告示第1460号」でも基礎直結のホールダウン金物が必要になることはない(壁倍率2.5換算)のですが、構造計算結果と見比べてみると、半数以上は仕様規定の告示第1460号で定められた強さの接合方法か、それ以下の強さのものでOK。逆に3割程度の箇所では、仕様規定よりも強い金物を使って柱の上下を梁に接合するような計算結果となっています。
こうした結果は建物の外壁や屋根の仕様、それら荷重の掛かり方によって都度変わってきます。

・・とはいっても何度も言いますが今回は”平屋”ですので、結果的には基礎直結のホールダウン金物は一つもなし。コンクリート打設前にセットするのは全てM12アンカーボルト。簡単です(笑)
いうならば、計算過程で応力が集中しないようにバランス良く耐力壁を設けた結果ともいえます。(少しいい過ぎかな)



そんなアンカーボルトも冶具を使って綺麗にセンターに設置。

R0020510_1.jpg


間違っても冶具を使わず、昔のようにコンクリ打ってからアンカーをセットする”田植え”でアンカーを入れてはいけません。あれは施工精度出ません。

R0020519_1.jpg


それから、コンクリートにとって梅雨時期はありがたい・・・

コンクリートは水分が抜け乾燥して固まると誤解している人がいますが、その辺の泥土とは別で、コンクリートは水和反応という言わば水分を必要とする化学反応によって固まっていきます。
つまり、水が無いと固まらない。逆に日照りが続く真夏などは早く水分が抜けてしまい十分反応できず、放っておくと思うような強度のコンクリートができないという弱点も。更には寒過ぎてもまたよろしくない(暑くても寒くても管理上の手当てが必要)という我がままなヤツなのです(苦笑)

そんな手の掛かるコンクリート君ですが、今回はコンクリート打設後に水中養生の如く雨が降ってくれてまさに恵みの雨。雨が降ると人は困りますがコンクリート君にとってはとても心地よい環境なのです。

■設計・施工■
新潟木の家 自然素材とテクノロジーを匠が活かす|山口工務店
■問合せ先■
TEL : 0250-62-0318
FAX : 0250-62-7977
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