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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

屋根材と小屋裏換気で熱と向き合う

「百津の家Ⅱ」の外部廻り。屋根は片方流れ屋根を組み合わせた形状になっています。
屋根は建物の上部を切り取り稜線を作る。同一平面でも屋根形状によって大きくその印象は変わってきます。
百津の家Ⅱでは建物の重心を下げ、見た目にも頭部の屋根が重くならないよう屋根廻りの寸法をまとめています。

屋根は定番のガルバリウム鋼板の竪平葺き。

R0020737_屋根ガルバリウム鋼板竪平葺き

夏などの太陽からの熱を効率よく反射するには屋根材は明るい色がいい。

中でも白が最も太陽からの熱放射を反射してくれるのですが、長期の汚れや屋根面が地上から見えるので全体のカラーバランスを考慮してつや消しマットのシルバーメタリックに。
ついでにこの屋根材、遮熱塗装品なのですがしっかりと断熱がされた建物の場合、室内に入ってくる熱の量にほとんど影響しないのでオマケ程度と考えています。(断熱材がない倉庫などでは効果てき面です)

蛇足>いつか「雪止めいらない」と言ってくれるお客様と出合いたい。。



夏季に屋根から入った熱は屋根裏に熱を溜めます。温度が上がると小屋裏は40℃、50℃といった高温になりその熱はゆっくり室内に流れ込んできます。そこで小屋裏は十分に換気できるような仕組みを取っておかなければなりません。
他にも、小屋裏換気のもう一つの効果で”小屋裏の結露防止”という側面もありますがここでは解説は割愛。

それでは小屋裏をどれくらい換気してあげればよいのでしょう?
これは屋根形状や小屋裏の大きさによって異なりますので詳細は省きますが、簡単な計算によって求めることができます。
私が計算する時は計算から求めた必要な換気面積よりも十分安全をみます。それは十分に換気を促進させたいということと、長期で換気部材が目詰まりを起こして換気性能が低下することも考慮して多めに取ります。



百津の家Ⅱでは小屋裏換気用の部材としてパンチングメタルを使っています。
パンチングメタルは有効開口率(通気できる穴の大きさ)が高く見た目もスッキリ。

R0020746_小屋裏換気口

今回は事情があって壁際の位置に付けていますが、軒先側に付ける方がよりシャープな印象でまとめることができると思います。

R0020791_小屋裏換気口

この換気部材を片流れ屋根の下と上につけて、下の軒裏から外気を入れ、高い棟側の軒裏から小屋裏の熱を抜くという空気の流れを作ります。

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2 Comments

pika  

寒冷地の建築はこちらのほうより
大変そうですね。。。
こちらの屋根には雪止めなんて
どこにも乗ってません(笑)

masakazuさんの住宅はデザイン性もすごく
よくて、とても勉強になります。
師匠と呼ばせてください!

2010/08/04 (Wed) 19:15 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

pikaさん

雪が降れば積雪荷重も加味しなければなりませんし(構造アップ)、雪止めもいる(美観低下)。更には雪が落ちる先にも気を配らなければいけない、と色々悩みの種はあります。

大屋根なんかでうっかり隣地に向かってギリギリ作ろうものなら、落雪がそのままお隣さんへプレゼント・・・と笑えない結果になります。そちらはうらやましいですねぇ

2010/08/04 (Wed) 19:29 | EDIT | REPLY |   

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