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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ|塗装工事

「百津の家Ⅱ」の内部も最終仕上げとなる塗装工事。

塗装工事といってもウレタンなどの表面を硬化させて塗膜を作るタイプの塗料ではなく、いわゆるオイル仕上げ。
米ぬかを原料として作った自然塗料「キヌカ」を使います。

R0021612_キヌカ

キヌカは有機溶剤を一切使用していない100%米から作った含浸タイプの自然塗料。
簡単にいえば自然素材から作った油ですので、手に着こうが口に入ろうがまったく心配ご無用。壁や床など人が触れる部分の仕上げには最適な塗料です。
他にも同属といえる塗料はありますが、色々とテストした結果、施工性や施主によるメンテナンス性、臭いの残存の程度、価格など総合的に判断して当社ではキヌカを標準採用しています。



百津の家Ⅱでは高所となる壁と天井は塗装屋さんに施工をお願いし、床と造り付け家具類は施主工事として建て主さんがキヌカを塗ることにしています。

R0021614_シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ

塗装屋さんは一人丸二日掛けて壁と天井を仕上げてくれました。
キヌカは塗ってる最中は両手が油まみれですので、携帯が鳴ってもとれないという弱点があります(笑)



シナ合板は元々白っぽく、やさしい木の風合いが特長。そこにオイル仕上げをすることで、全体が濡れ色で木目が際立ったよい表情になります。

R0021615_シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ

濡れ色になった部分がキヌカ仕上げ済みで、白っぽい部分が仕上げ前の状態。その違いがよくわかると思います。

R0021616_シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ


アガチス材の窓枠・建具枠も同じくキヌカで仕上げます。

R0021630_窓枠アガチス_オイル(キヌカ)仕上げ


シナ合板も枠関係もオイル仕上げとすることでより表情豊かになり、質感が増して同じ材料とは思えない潤いの表情に変わってくれます。
まるで人の肌に化粧水で保水した時の瑞々しさのよう(違うか(笑))

R0021647_シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ


この後はいよいよ床の養生を剥いで床の仕上げと進みます。

■□ 「百津の家Ⅱ」オープンハウス(内覧会)のお知らせ □■
・開催日時:2010年9月18日(土)、19日(日)
・開催場所:阿賀野市百津町
※詳細は決まり次第blog、webでご案内いたします。

■設計・施工■
新潟木の家 自然素材とテクノロジーを匠が活かす|山口工務店
■問合せ先■
TEL : 0250-62-0318
FAX : 0250-62-7977
E-mail : yamahome@chive.ocn.ne.jp
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