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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

床・家具オイル(キヌカ)仕上げ|施主工事

「百津の家Ⅱ」は仕上げ工事の最後となる床のオイル仕上げへと進みます。
壁と天井は塗装屋さんにお願いしましたが、床と造り付け家具類は施主工事として建て主さん自らが仕上げていきます。



まずは床の養生を剥いでフロアとの久々の御対面。

R0021650_床養生剥がし

この段階で傷やへこみ、汚れなどが無いかの点検もおこないます。



そして、オイル仕上げの前にやることは床のサンダー掛け。←これ私担当(汗)
真夏なら汗だくな作業ですが暑さの峠を越えたくらいでしたので助かりました。

サンダー掛けの前は湿気で床が毛羽立っていたり、養生テープの跡があったりしますので床全面を削って木肌を仕上げていきます。

R0021652_床サンダー掛け

さて、写真に何故ドライバーが写ってるかというと、チラッと写ってるサンダーが途中故障、しかも何度も(汗)
このサンダー、相当年代物で推定年齢20歳くらい?うちの職人誰に聞いてもいつからあったかは定かではありません(笑)
故障の原因は不明。前までは普通に動いてたんですが多分寿命でしょうね。。。



床の下処理も終わり、あとは建て主さんにバトンタッチ。壁や天井同様にキヌカで床を仕上げます。

R0021664_床オイル(キヌカ)仕上げ

床のメンテナンスは住み始めてからも定期的にしていくもの。こうして一度建て主自らが仕上げに関わればやり方も心得ますし、なんといっても自分が関わったことでの愛着感がまったく違います。



造り付け家具はTV台、本棚、ワーキングテーブル、そしてキッチン。
その中に棚板も含んでますから結構な量があります。

R0021656_オイル(キヌカ)仕上げ


途中休憩を入れながら奥さまが1日半かけて仕上げました。
私はシナランバーコアの棚板よりも床をオイル仕上げしている方が見た目の変化もあって楽しいのですが、百津の家Ⅱの奥さまに感想を伺うとなんと棚類の方が楽しかったと!。これは次回は私の代わりにお願いしなければ(爆)



床を貼った大工から始まり何人もの人の手を経て仕上った床がこちら。(もっと辿れば山から切り出し、メーカーさんでの製材~加工、そして現場に入るまでの流通などもありますから、その関わりを考えれば凄いリレーです)

DSC_1361_カバ桜無垢フロアオイル(キヌカ)仕上げ

無垢フロア(カバ桜)+オイル(キヌカ)仕上げ。
決して高級な材料ではありませんが、無塗装そのままよりもオイル仕上げによって素材感が増して材の良さが際立ってきます。
山を出て、長旅をしてきたこの床達もさぞかし嬉しいことでしょう。

<関連エントリ>
2010.09.14 シナ合板オイル(キヌカ)仕上げ|塗装工事
2010.07.03 フロア蜜蝋ワックス仕上げ+お土産付き

■□ 「百津の家Ⅱ」オープンハウス(内覧会)のお知らせ □■
・開催日時:2010年9月18日(土)、19日(日)
・開催場所:阿賀野市百津町
※詳細は決まり次第blog、webでご案内いたします。

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2 Comments

nori  

キヌカを丁寧に塗られたカバ桜の床、美しいですね!



2010/09/22 (Wed) 14:00 | EDIT | REPLY |   

masakazu  

noriさん

関係者全員の汗水の結晶です。
作業するのがもう半月早かったら滴り落ちる汗の油も混じって、さらに味わい深くなってたかもしれません(汗笑)

2010/09/22 (Wed) 14:45 | EDIT | REPLY |   

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