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建方と既存屋根の下葺き材

先日加工が終わった増築物件の建方が進んでいます。

こちらの建て主さん、改修計画を検討する中でどこぞの住宅メーカーに頼むことは望まず、特命でご依頼いただきました。弊社の仕事を信頼していただいている思うとありがたいです。

R0021943_建方


この現場の建方はゆっくり。というのも現場が建て込んでおり、尚且つ道路が狭く建方クレーンが入る余地なし。となるとこの規模では珍しい重機なしの人力建方。柱から梁まで全て手で上げます。(大変・・)
言うなれば狭小地の建築なのですが、狭小地は都市部に限った事ではありません。こちらの狭小地は結構山側にあります(汗)

既存との取り合い部分を現場合わせ(現地で寸法を見ながら現場加工すること)しながらということもあって重機の無いスローペースが逆に丁度よかったのかなと。



こちらは推定築30年以上の既存瓦を剥いだ部分。瓦の下葺きの状態が確認できます。

R0021946_既存屋根下葺き

今でこそ屋根の下葺き材は防水性を高めるためにアスファルトルーフィングであったりしますが、この時代にはまだ住宅の下葺きとしては一般的ではなく、下葺きといえば”木羽葺き(こばぶき)”。

木羽葺き(とんとん葺きとも言ったりします)とは木を板状に薄く割った小板を一枚一枚下葺き材として貼っていく方法。
昔は専門の職人が当り前にいたのですが今では相当数が少ないはず。伝統工芸に近い職種になっています。

その木羽葺きですが痛みが予想以上に激しく、予定外でしたが残すはずの既存屋根も含めて全て下葺きから瓦を葺き直すことになりました。これからの事を考えれば最良の選択でしょう。



屋根は棟木の位置をずらしながら新旧の小屋組みを噛み合わせるようにし、一体の小屋組みとします。

リズムよく並ぶ小屋組みがフォトジェニックだったのでなんとなく写真はモノクロで(笑)

R0021949_小屋組み


屋根がガッパリと口を開けた状態で雨が降られると大変なのですが、これから雨仕舞いするまでの数日は天気がよさそうなので安心しています。

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