なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(4)- まとめ編 -
前回(3)からの続きでシリーズ最終回。(初めての方は「(1)- はじめに -」から)
過去2回で金物工法とパネル工法の特徴を解説してきましたが、ここで一旦整理してみましょう。それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
※上記の特徴は当社採用工法を元にしています。全ての工法が同じ特徴ではありませんのでご注意ください。
それでは金物工法とパネル工法を組み合わせるよさはどこにあるのでしょうか?
一言でいえば、お互いの工法としての相性のよさです。両者共に部材が標準化され、一定のルールの下で作られていることで、互いにそのよさを活かしあって共存できるということ。
お互いの共存関係を整理すると
私は常日頃から住宅の質、クオリティーを如何に上げるかを考えていました。それは人間が五感で感じる豊かさであったり、住むための道具としての質の高さ、信頼性を高めることでした。
そんな想いの中、掲げた当社の家づくりに対するコンセプトが「安心で心地いい木の家をつくること」。そしてその中の”安心”というキーワードを具体的に実現するために選んだ建築的手法が「金物工法」であり「パネル工法」なのです。
(当社が考える”安心”のコンセプトはweb siteのコンセプトページで詳しく解説しています)
こうした建築テクノロジーを味方にし、適材適所で使いこなすことで、構造(耐震性)、温熱環境(省エネ性)、長期性能維持(耐久性)という住宅の基本性能を支えようと考えています。
当社では、住宅のグレード(建物仕様)の高品位グレードとしてこの金物工法とパネル工法を位置づけて採用しています。

このような建築技術を上手く使うことで、1万人規模の大手ハウスメーカーとなんら遜色ない、むしろそれ以上の住宅性能を作ることができます。住宅の品質というのは、少なくとも住宅分野においては、重要なのは企業規模でなく知識と経験、そして現代の建築テクノロジーを合理的に使える技術だと思います。
我々は住宅性能については高品位なものを作り続けながら、規格量産型の住宅会社とは別のフィールドで、小規模小生産でクオリティ高く、自然素材と手仕事を活かしたモノづくりをしていきたいと考えています。
<関連過去エントリ>
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(1)- はじめに -
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(2)- 金物工法編 -
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(3)- パネル工法編 -
■問合せ先■
新潟木の家 自然素材とテクノロジーを匠が活かす|山口工務店
TEL : 0250-62-0318
FAX : 0250-62-7977
E-mail : yamahome@chive.ocn.ne.jp
blog左下のメールフォームからもどうぞ
<直近web更新>
(1)2011.01.19 Twitter会社公式アカウントを公開(試験運用)
(2)2011.01.13 施工事例>百津の家写真ページ下に”建築の記憶”を追加

ホームページをリニューアルしました。当社の住宅に対するスタンス、設計コンセプトなどかみ砕いた説明をしています。
過去2回で金物工法とパネル工法の特徴を解説してきましたが、ここで一旦整理してみましょう。それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
金物工法 | ・断面欠損が少なくなる ・接合部の強度アップ ・梁せい分の木材強度を十分に活かせる ・性能にバラつきが少ない ・品質が明らか ・集成材と接合部の性能が明らかなので、不確実要素に悩むことなく精度の高い設計判断ができる | ・付加価値によるコストアップ |
パネル工法 | ・パネル部材としての安定した品質 ・施工の合理化、均一化 ・構造性能が高くなる ・長期に渡って構造性能が維持される ・断熱気密性能が高くなる ・断熱性能にムラやバラつきがなくなる ・工期が短縮される | ・付加価値によるコストアップ |
※上記の特徴は当社採用工法を元にしています。全ての工法が同じ特徴ではありませんのでご注意ください。
金物工法+パネル工法のよさ
それでは金物工法とパネル工法を組み合わせるよさはどこにあるのでしょうか?
一言でいえば、お互いの工法としての相性のよさです。両者共に部材が標準化され、一定のルールの下で作られていることで、互いにそのよさを活かしあって共存できるということ。
お互いの共存関係を整理すると
金物工法 | <-> | パネル工法 |
・構造材や架構ルールが標準化されている ・構造材の寸法精度が高い ・接合金物が露出しない | ・構造や形状ルールが標準化されている ・パネルはミリ単位の精度で生産されるので、構造材にも高い精度が要求される ・梁の幅や高さがある程度集約、標準化されている方が生産性が高い ・露出した補強金物とパネルとが干渉する(ぶつかる)可能性があるので注意が必要 |
私は常日頃から住宅の質、クオリティーを如何に上げるかを考えていました。それは人間が五感で感じる豊かさであったり、住むための道具としての質の高さ、信頼性を高めることでした。
そんな想いの中、掲げた当社の家づくりに対するコンセプトが「安心で心地いい木の家をつくること」。そしてその中の”安心”というキーワードを具体的に実現するために選んだ建築的手法が「金物工法」であり「パネル工法」なのです。
(当社が考える”安心”のコンセプトはweb siteのコンセプトページで詳しく解説しています)
こうした建築テクノロジーを味方にし、適材適所で使いこなすことで、構造(耐震性)、温熱環境(省エネ性)、長期性能維持(耐久性)という住宅の基本性能を支えようと考えています。
当社では、住宅のグレード(建物仕様)の高品位グレードとしてこの金物工法とパネル工法を位置づけて採用しています。

このような建築技術を上手く使うことで、1万人規模の大手ハウスメーカーとなんら遜色ない、むしろそれ以上の住宅性能を作ることができます。住宅の品質というのは、少なくとも住宅分野においては、重要なのは企業規模でなく知識と経験、そして現代の建築テクノロジーを合理的に使える技術だと思います。
我々は住宅性能については高品位なものを作り続けながら、規格量産型の住宅会社とは別のフィールドで、小規模小生産でクオリティ高く、自然素材と手仕事を活かしたモノづくりをしていきたいと考えています。
<関連過去エントリ>
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(1)- はじめに -
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(2)- 金物工法編 -
・なぜ「金物工法+パネル工法」なのか?(3)- パネル工法編 -
■問合せ先■
新潟木の家 自然素材とテクノロジーを匠が活かす|山口工務店
TEL : 0250-62-0318
FAX : 0250-62-7977
E-mail : yamahome@chive.ocn.ne.jp
blog左下のメールフォームからもどうぞ
<直近web更新>
(1)2011.01.19 Twitter会社公式アカウントを公開(試験運用)
(2)2011.01.13 施工事例>百津の家写真ページ下に”建築の記憶”を追加

ホームページをリニューアルしました。当社の住宅に対するスタンス、設計コンセプトなどかみ砕いた説明をしています。
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