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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

地域工務店の品質格差と理想像

住宅を建築しようと思った時、その依頼先としては

(1)全国規模のハウスメーカー、住宅会社
(2)都道府県内(場合によってはその近隣まで)をエリアとする地域ビルダー
(3)設計事務所
(4)地域工務店


おおよそ、この4グループに大別できます。

それぞれ特徴や強み、長所短所があり、今の時代ネットで調べれば”一般的な得意不得意”を解説したサイトはいくらでも出てきます。

このグループの中で当社は(4)の”地域工務店”になるわけですが、私の前職の経験や、今日までに色々な同業者と話をする中で、確実に言えることがあります。
それは、一口に工務店といってもそのレベル(設計力や施工品質、対お客さまサポート)には雲泥の差があるということ。

それもそのはず、工務店という業態は、元々は大工が組織化、法人化してきたという背景があります。
今では、工務店としていきなり開業することもありますが、当社もそうですが古くは大工という個人の職人が企業化してきた歴史があり、これが企業のレベルに直結しています。

何が言いたいかというと、地域工務店は一般的に言われているとおり企業規模も小規模、その地域に根差したつくり手の顔が見える仕事をしてきました。個人のマンパワー、つまりは一人もしくは数人のキーマンがその会社の品質や企業カラーを作っているのが殆どです。だからこそ同じ○○工務店と看板を上げていても、色々な面での”質”に差が出ます。

工務店の一例


いくつか典型的な例を上げると、

<ケース1>
職人だけの工務店は確かに腕はいい、がしかし、今の法規制や新制度に対応するキャパがない(そもそもそういうアンテナがない)というところもあります。
こういうところと話をしていても同業者でさえ話がかみ合わないのです。 まるで価値観が違う者同士のお見合いのような空気感。

<ケース2>
営業力の強い工務店は、良くも悪くも売るのが上手い。前職ハウスメーカー経験者というのはよくある話で、そこで見に付けた能力をフルに発揮し、すばらしい行動力とパワーで建築を後押しします。

<ケース3>
小規模ながら素晴らしい人格者が会社の中心にいる工務店もあります。ほんとうに家づくりが好きで、いい物を作りたいというこだわりがあるところです。
こうした工務店の場合は、まさしく地域に根差した口コミだけで受注している場合が多く、その代わりに知らない人には存在すら知られない。飲み屋でいうと知ってる人は知っている美味い小料理屋のような存在。

ここまで書いたケースはほんの一例で、特にどこの会社を挿してるわけでもありません。工務店と一口に言っても、カラーや質は本当に多種多様なのです。

工務店が目指す、理想の工務店象とは?


地域工務店の施工能力は、企業規模からしても年間10棟以下が殆ど。建築棟数が少ない=品質が悪いという構図にはなず、むしろ小規模の地域工務店が一定の品質を保って建築を継続していくにはそれが”身の丈”なのです。
建築棟数を伸ばすこと、企業成長や経営という意味においては正解ですが、工務店が工務店のモノづくりの得意を活かし、クオリティ維持し、永続的に住宅を供給していくという意味においては少量生産が一番合っています。

住宅、特に私たちのような会社が建築させていただいているお客さまの住宅は、基本一品生産のフルオーダー。細かい施工の標準化や基本仕様はありますが、こと設計においてはカタログショッピングではなく、”個別コンサル型の住宅生産”と言えるでしょう。

この個別コンサル型の住宅生産は、言ってみれば非常に効率は悪く、企画売りの住宅会社から見ればまどろっこしいことをやっているように写ります。


その一方で、冒頭に書いた(1)や(2)のハウスメーカーや地域ビルダーには真似のできない対応力があります。地域工務店がハウスメーカーや地域ビルダーを目指したところで社会的存在意義がありません。依頼者であるお客さまも初めからそちらの扉を叩けばいいのですから。

地域工務店は企業規模も小さく、少数精鋭。だからそこ会社によって工務店の質に差が大きい。優れた会社はマンパワーや数名のキーマンの能力で会社を引っ張り、質を高めます。

当社においても会社の運営や意思決定から現場で職人に指示を出すまで、実働部隊として実質は社長と私の二人。そもそもこの規模で潤沢なスタッフの大企業と同じ戦略や家づくりができるとは思ってもいません。
企業規模が大きいところは大量生産大量消費を目指し、ブランドを高めるために資力を投入しますが、我々は逆。

少量生産でもいい、それが個別の顧客対応力や1棟毎の住宅クオリティに繋がります。

ブランド力や企業イメージを高めることは重要ですが、CMや展示場、販促物など物質化の充実は、結果的に経費としてお客さまの建築費に上乗せされているという現実はあまりにも残念。それならば今までどおりのスタイルで、ブランドは経費の掛からないwebコンテンツで充実を図る。預かった建築費は会社の必要経費を差し引いてそのまま住宅品質に還元していく。それが一番だと考えます。

「住む人が自分の家にお金を使う」極めて当り前のことですが、この当り前を目指します。



お客さまにとっては、雲泥の差がある地域工務店の中から自分に合うパートナーを探さねばなりません。このある種目効きのような事が一番大変なこと。

先程も触れたとおり、地域工務店の品質は組織としての能力よりも、個々のスタッフの能力によるところが大きくなります。
個々の能力向上や日々のアンテナ、チャレンジし続ける姿勢が結果的には工務店能力に繋がるのだと。

そして、もう一つは、どこにも逃げも隠れもできない顔の見えるつくり手として、お客さまに対しては真摯に、そしておごり高ぶることの無い人間性を目指していかねばなりません。つまり人間力。
住宅は、一見住宅会社が造ってるようですが、実際のところ人間が造っているものなのですから。


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