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基礎工事|型枠組立て~コンクリート打設(ベタ基礎一体打ち)

前回からの続き、「こがねの家」の基礎工事を工程を圧縮しながら解説。

型枠組み


今回のベタ基礎は、基礎のベース部分と立ち上がり部分を一回で打つ”ベタ基礎一体打ち”。
通常はベース部分(平らな部分)にコンクリートを流して固めてから、改めて立ち上がり部分に型枠を組んでコンクリートを流すという2工程ですが、ベタ基礎一体打ちの場合、その工程を1回で済ませるため、立ち上がり部分の型枠も予め組み上げます。

R0024067_型枠組立て

通常であればベース部分ができていますので、その上に型枠を載せ立ち上がりの型枠を組みますが、ベース部分ができていませんので、立ち上がりの型枠は専用の金具を使いながら浮かせて組んでいきます。(写真には写っていませんが)

ベタ基礎一体打ちとした意図


こがねの家では断熱と暖房方式を ”基礎断熱+床下暖房方式” とするため、ベタ基礎一体打ちのメリットの中ひとつである ”ベースと立ち上がり部分との境界で生じる打ち継ぎを無くす” を実現しています。

断熱と暖房方式の解説は回を改めるとして、”基礎断熱+床下暖房方式”と”基礎の一体打ち”がどう繋がるかというと、キーワードは”シロアリ”。
基礎断熱にすると1階床下空間は熱的には居室扱い。更に床下暖房で床下空間を全て暖房しますので、温度が上昇。何も対策を講じない基礎では基礎の打ち継ぎ部分が蟻道(蟻が通る道)となり、床下がシロアリの温床と化す危険が高まります。(全てがそうではありませんが、コンクリート打ち継ぎ部分からのシロアリの室内侵入~食害の事実は多く報告されています)

こうした理由から、今回は建築的手法としてベタ基礎一体打ちを採用しています。

さや管の設置


「こがねの家」は長期優良住宅。
長期優良住宅では維持管理の部分で、長期に渡って設備配管の修理や交換がし易い工夫が求められます。

万が一配管の交換が必要になった時に、コンクリートに埋設されてしまっていると、構造体であるコンクリートを壊さなければ取り替えが効きませんので、予め下のように”さや管(スリーブ管)”を設置し、その中に給水、給湯、排水管を通していく計画です。

IMG_0005_さや管(スリーブ管)

コンクリート打設


いよいよ基礎工事の最終工程、コンクリートの打設です。

R0024072_コンクリート打設_ベタ基礎一体打ち

ベタ基礎一体打ちでは、まず立ち上がり部分からコンクリートを流し、その後、スラブのコンクリートを打っていきます。

作業中は曇り。急激な乾燥を嫌うコンクリートにとっては最高の天候。
しかも気温も適温でコンクリートの強度補正も不要という理想的な環境でした。

R0024081_コンクリート打設_ベタ基礎一体打ち

ホースを肩にまわしポンプ車から圧送されてくるコンクリートを手際よく流す職人、その脇でバイブレーターを持った職人がコンクリ内の空隙を抜いて締め固めを行うという連携作業。

R0024093_コンクリート打設_ベタ基礎一体打ち

こうして、コンクリートの打設も一気に完了。

脱型(基礎完成)


数日後、型枠を外せば綺麗なベタ基礎の完成です。
地中梁形式としているため、内部は柱や耐力壁が載る部分を残して基礎の立ち上がりがないすっきりとした構造。
極力内部の基礎の立ち上がりを無くし床下を一体の空間とすることで、床下を暖房する際に熱が効率よく回るようにする配慮です。

R0024121_ベタ基礎完成

ベース部分と立ち上がり部分はご覧の通り。
打ち継ぎのないシームレスな一体のベタ基礎コンクリートであることがわかります。

R0024136_ベタ基礎一体打ち_完成

次の工程は基礎断熱工事へと進みます。
※最後に「こがねの家」構造見学会のお知らせ(予告)があります↓※

・「こがねの家」の完成イメージ、仕様、建物性能スペックはこちらから

<関連過去エントリ>
2011.10.21 基礎工事|掘削~砕石~防湿シート~捨てコン
2011.11.01 基礎工事|鉄筋組み~配筋検査

※※ 長期優良住宅 「こがねの家」 構造見学会のお知らせ ※※
「こがねの家」の構造見学会を開催いたします。
日時は11月19日(土)、20日(日)の両日かどちらかで調整中です。
告知は当社web、本blogのみとさせていただき、詳細決まり次第お知らせいたします。

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