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天井防湿気密~天井断熱(ブローイング)

「こがねの家」の断熱気密層は基礎~壁~天井とし、ここを境界に断熱と気密的に内外を区画しています。
今回は天井の気密処理と断熱工事をプロセスを追って解説。

天井気密工事 | 防湿気密シート張り


天井には天井下地を組んだ後に気密層を作るために防湿気密シートを天井全面に張っていきます。
銀色に見えるのが防湿気密シートで、黒い線状に見えるのが防湿気密シートの継ぎ目部分を処理する気密テープです。

施工上のポイントは通常の木造の工程と異なり、天井面を先行してこのように完成させてから間仕切り壁を立ち上げます。これは、天井の防湿気密層を確実に連続させるためです。
こうしておけば、冬場に間仕切り壁の中を冷気が走って寒い、という壁体内気流の欠点も克服できます。

R0024373_天井気密シート張り_ダンシーツ

防湿気密シートは日本住環境(株)社の「ダンシーツ」を使用しています。
防湿気密シートは、一般には0.2mm程度のポリエチレン製の樹脂シートなのですが、ダンシーツは更にアルミが蒸着されているという優れモノ。お高いです。
全面アルミですと張った後に下地が確認できないため、一定間隔でアルミのないスリットがあって下地が確認できるようになっています。

R0024380_天井気密シート張り

実はこの話には落ちがありまして、設計仕様では厚さ0.2mmの防湿気密シートとして、当社でいつも使っている仕様だったのですが、建材店が発注を間違ってより高級品が届いてしまったという。
ということで、お値段据え置きで使わせてもらうことに。いやぁ銀色がまぶしかった(笑)

天井断熱工事 | ブローイング機械とロックウール


日を改め天井の断熱工事。断熱方法は、小屋裏に断熱材を吹き込むブローイング。

ブローイングは専用の吹き込み機械を使って吹き込んでいきます。
ブローイング機械を積んだトラックを屋外に乗り付け、ホースを使って小屋裏に送り込みます。イメージ的には掃除機の逆噴射が想像できれば正解です。

R0024679_天井ブローイング_エスブローウールⅡ

トラックには何種類もブローイング用の断熱材が積まれていましたが、今回使用する断熱材はこちら。

R0024681_天井ブローイング_エスブローウールⅡ

日本ロックウール(株)社のロックウール「エスブローウールⅡ」を使用します。
製品スペックは熱伝導率λ=0.040w/mk。これを小屋裏に厚さ30cm吹き込みます。
昔はブローイングというとグラスウールを使用する事が多かったですが、話を聞くと最近は当社以外でもこのロックウールが主流のようです。

私としてはグラスウールよりも熱伝導率が低く(=性能が高い)、クラスウールよりも施工後の厚さの沈下が少ないということで採用しています。

天井断熱工事 | ブローイング


ブローイング前の小屋裏。先張りした防湿気密シートが見えます。

IMG_0328_天井気密シート張り_小屋裏

天井点検口から小屋裏に上がり、小屋裏全面に断熱材のロックウールを吹き込んでいきます。
そして、ブローイング完了後の小屋裏がこちら。

R0024692_天井ブローイング_エスブローウールⅡ

一般的なブローイングの吹き込み厚さは、地域にもよりますが本州では20cmが標準ではないでしょうか。
「こがねの家」ではそこに更に10cmをプラスした30cmの厚さとしていますので、小屋梁を完全に覆い尽くすほどに。
設計厚さは30cmですが、実際には吹き込み可能であれば、5cm程度割増した35cmを目安に吹き込んでいきます。



ブローイングによる吹き込み断熱の特徴は、個別に天井裏に断熱材を敷き込む方法と違って、完全にムラのない断熱ができるというところが最大のメリット。
天井裏は、下地のつり木があったり、宙に浮いた野縁受け、小屋梁があったりとムラなく断熱するには何かと障害物が多い場所。
こうした場所でこそ細かい綿のチップ状になったブローイングが効果を発揮します。


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