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自然素材とテクノロジーを匠が活かす。心地よいデザインと高い断熱・構造性能を目指して・・・山口工務店

自然素材の仕上げ|心地よい住まいを求めて

前回の建具や、前々回の無垢フロア、その他室内の造作材など、当社で使う仕上げ材の殆どは既製品を使わず現場や自分たちの加工場で作っていきます。
無垢材や自然素材の仕上げにこだわって作り込んでいくと、自然と脱既製品、脱工業製品へと家の造り方が変わっていきます。

今回は既製品が悪いとか、無垢材がいいとかの二元論の話ではなく、自然素材を使うことがくつろぎ、安らぎを必要とする住まいには合っている。人が心地よく感じる波長に合う素材であるという価値観からお話したいと思います。

建材の工業製品化


メーカー既製品などがないその昔は、何から何まで大工たちが一から造っていました。それが当たり前の時代がありました。

今では住宅に使われる部材・部品の多くはメーカーによる商品化・工業製品化が進んで、合理性第一主義の精神で徹底すると、殆どのものを工業製品でまかない、現場ではプラモデルを組み立てるように箱から開けた部品を取説片手に組み立てる。それで家ができてしまう時代です。

住宅会社の形態で例えると、工場生産型ではハウスメーカーが、現場生産型では地域ビルダーと呼ばれる業態の建築会社が、徹底的な合理化を掲げてありとあらゆる部品を既製品化、工業製品化し現場で組み立てていきます。
勿論、それに追随するように同等の部品を使い作っていく地域工務店も多くいます。

既製品はパッケージ品ですから、作る方からすれば誠に手間が省けて簡単便利な代物。
ただ、そんな既製品で作った空間は何か違う。そう、何か五感で感じるものが違うのです。空気感、光の反射、質感。それは住み心地そのものに直結します。

自然素材仕上げ

自然素材志向|既製品を使わない理由


メーカーの既製品は本当によくできています。工業製品として色々な角度から考えられ作られています。私もそっちの世界にいた人間ですのでよくわかりますが、メーカーの方々はチームで考え、材料の調達から設計、製造、販売と一つの製品を世に出すまでに抜け目なく作り込みます。

そんな既製品ですから製品品質として劣ることはありません。だからこそ我々は一から作らず、手間もかからず、そして安価に既製品として使うことができるのです。

では、なぜそんないいものを使わないのか?
答えは明確で、大きく下の4の理由があるからです。

(1)工業製品ゆえの材料としての質感
(2)形状デザインやバリエーションが限定される
(3)室内をひとつのデザインコードでまとめようとすると調和しない
(4)空間をまとめる素材は極力、自然素材を使いたい


例えば建具ひとつをとっても、メーカー既製品の方が安価で施工も簡単。私もいちいち図面を描く必要がなく、カタログから品番指定するだけで勝手に現場に入ってきます。大工も削ったり気を使って仕上げたりする必要なく、ただ組み立てるだけ。

違うのは仕上がった時の建具としての風合い。もっと言えば、それを含めた住空間としての品。

DSC_2490_自然素材_無垢フロア

ユーザー目線で言えばそこで暮らす”心地よさ”の違い。
当社が仕上げに極力自然素材を多用していきたい理由はそこにあります。

既製品が悪くて使わないのではなく、自然素材、無垢材の豊かさを住まいに取り入れたいから。

全ては”心地よさ”のために・・・・手間は掛かるが得るものは大きい。


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1 Comments

履歴書の書き方  

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

2012/06/09 (Sat) 10:05 | EDIT | REPLY |   

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