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耐震改修のポイント|耐力壁は施工基準を徹底する

「坂井の家リノベ」の改修以前の構造は、筋交いがあるべきところに無かったり、切断されていたりという驚愕の構造瑕疵であることが分かりました。
幸いにも、設計段階から耐震改修をすることとしていましたので、我々は粛々と既存建物に対して耐震改修工事を行っています。

断熱改修の工程が終わると徐々に仕上げに向かって壁下地を作っています。
この段階で各箇所に耐力壁(耐震壁)を施工し耐震改修を行います。

耐力壁グラスロック|耐震改修


今回のようなリノベーションやリフォームで耐震改修を行う箇所やポイントはいくつかありますが、この段階では

 ・壁量不足の改善
 ・バランスのよい耐力壁の配置

が主となります。その他のポイントや解説は過去記事「耐震改修|崩壊を免れるためのコスト配分」をご覧ください。

地震時や暴風時に構造的に建物を支えてくれるものが「耐力壁」と呼ばれている耐震要素。つまり“構造的に効く壁”です。今回の耐震改修では吉野石膏社のグラスロックを使用します。

グラスロックの耐震性能は、使用する専用ビスの種類と面材の張り方の組み合わせで変わりますが、今回は
PS4032Wゴウキンビス + 床板差込(床勝ち)仕様 : 壁倍率2.6倍

R0030309_グラスロック施工

グラスロックはざっくり例えると通常のクロス下地に使っている石こうボードをより強くした製品。耐震性を増すために石こうボードをより固く、そして粘り強くしたもの。


グラスロックの施工|施工基準は徹底する


グラスロックはただ張ればいいというものではありません。
同系の面材耐力壁に共通して言えることですが、グラスロックを使用する上でも所要の耐力を発揮するためには、指定の釘やビス(グラスロックの場合は専用ビス)を使用し、決められた施工法で留め付けなければいけません。

職人の感覚でいくと、グラスロックは石こうボードのお化けなので、普通の石こうボード用ビスでいいだろうという気になりますが、専用ビスの指定があります。

R0030302_グラスロック専用ビス_マックスPS4032W

マックス社のPS4032Wノンクロムまたはゴウキンビスを使います。

その専用ビスも面材の周辺部では10cm間隔以内、中間部では20cm間隔以内で留め付けることとなっていますのでそちらも厳守。

R0030306_グラスロック専用ビス留め付け間隔_釘ピッチ

その他には、このグラスロックを留め付けるための下地の構造も細かく規定されていますのでもれなく守るように気を付けます。


なぜここまでルール化されて、現場でそれを徹底しなければならないかは理由が明確です。
それは、こうした耐力壁の耐震性は製品開発段階で試験をし、構造評価を受けて世に出ているわけですが、所要の性能を発揮するためには、同等性を証明できる場合を除いてすべて同じ条件でなければ意味がないからです。
例えるなら、料理と同じで第3者が名店の味を再現するには同じ材料、同じ調理法でなければならないのと同じです。


グラスロックの施工


こうして、部屋の各所にグラスロックを施工していきます。

R0030314_グラスロック施工

苦労して入れたあの断熱材の上にもグラスロックが張られました。

R0030308_グラスロック施工

耐震性を有するグラスロックもメーカーロゴや製品確認ができるラべリング(製品表示)がなければ品質の確認のしようがありません。
しかし、グラスロックは石こうボードと同じで、この上に直に壁紙などの仕上げができるようになっていますので、印字がはっきり付いていると薄い壁紙を張った時に下地を拾ってしまうので、製品表示も控え目です。

R0030317_グラスロック印字ロゴ

画像処理で表面にうっすらある製品表示を強調してみました。
「地震・火災に強い 不燃耐力壁 タイガーグラスロック」
こうするとやっと読めますね(笑)


関連過去記事


2013.01.23 木工事開始|金物補強で耐震改修、床の断熱改修
2012.12.04 断熱・耐震・自然素材リノベーション|坂井の家リノベ着工
2012.08.18 耐震改修|崩壊を免れるためのコスト配分




「坂井の家リノベ」の過去記事は左のカテゴリー、もしくはこちらのリンクから連続でご覧いただけます。

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