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床・造作木部のオイル仕上げ|木を活かし深みが増す

「坂井の家リノベ」の最終仕上げは、床や造作木部のオイル仕上げ。

オイル仕上げは、ペンキの塗りつぶしとは違い木の素材感を活かした仕上げ。ペンキやウレタン塗装は表面に被膜を作って保護しますが、オイル仕上げは木にオイルが含浸(浸み込み)し木の呼吸を妨げません。仕上がりも塗布面全体が濡れ色になり木に深みが増します。

機能的には汚れ止め、強力ではありませんが撥水効果もあります。床は年1回の目安でオイルの塗り直しを継続すればよい状態を保ち続けます。(オイルを塗らない無塗装でも問題はありません)

気になるような強い汚れは、メンテの際に紙やすりやサンダーで削れば無垢フロアは何度でも再生します。


床のサンダー掛け


まずは工事期間中キズ防止で養生していた養生シートを剥がし、無塗装状態の床とご対面。
(施工時の様子は過去記事「カバ桜無垢フロア張り、アガチス建具枠加工取付け|風合いの要」から)

R0031679カバ桜_カバザクラ無塗装無垢フロア

フロアは、当社では定番のカバ桜の無垢フロア無塗装品。
カバ桜は明るく清潔感があり、オイル仕上げをすると表面が絹のような繊細な光沢を放ちます。
あまり木木しい(もくもくしい)とうるさくなるので、パインや杉など節がうるさいものよりも好んで使っています。

養生を剥ぎ終えまずは床全面をサンダーで削ります。

R0031644無垢フロアサンダー掛け

フロア材としては工場出荷時には表面は綺麗に仕上がっていますが、無塗装ということもあり、貼ってからの湿気で表面が毛羽立っていたり、養生はしていても汚れが付いてしまったりとする場所もあります。
このサンダー掛けは、オイル仕上げ前の下地作りですが、同時に全面を目で見ながら作業していきますので、目に付く悪いところは直していくという“床の最終点検“でもあります。

このサンダー掛けがまた一苦労。壁際や狭い場所ではどうしても作業効率が落ちるので1、2階全ての床を仕上げるとかなりの重労働。

最初は私一人でやっていましたが、最後のリビングは流石に疲れて社長と交代交代で。一人は削り、もう一人はサポートで集じん係(笑)


木部オイル仕上げ|グロスクリアオイル塗り


床以外の造作工事で造り付けた棚や家具類もオイル仕上げ。

造作木部はプラネットカラーの「グロスクリアオイル」を塗って仕上げます。

R0031696シナランバーコア_オイル仕上げ_プラネットカラーグロスクリアオイル

グロスクリアオイルは1回塗り+拭き取りで仕上がり。オイル自体は伸びもよくサラダ油くらいの粘度なので塗りやすく作業性は悪くはありません。
グロスクリアオイルは後述するキヌカよりも表面保護効果が高く、耐摩耗性や、鍋を置いた際の輪ジミなどの耐熱性に優れています。

玄関収納もグロスクリアオイルを塗って仕上げます。

R0031706玄関収納下駄箱_オイル仕上げ_プラネットカラーグロスクリアオイル

グロスクリアオイルは100%自然素材由来の成分なので、鼻にくる溶剤臭さは一切ありませんが、その代わりにレモンのような香りがします。

塗装工事は広い面は早く楽ですが、こうした狭く細かい場所は塗布面積以上に時間がかかります。

R0031702玄関収納下駄箱_オイル仕上げ_プラネットカラーグロスクリアオイル

今回は現場工期がタイトで塗装屋に頼む時間もなく、やむなく夜なべで私が塗りましたが、頭で考えるより全然終わらない(汗笑)


無垢フロアオイル仕上げ|キヌカ塗り


そしてラストは床のオイル仕上げ。

使うオイルは「キヌカ」。米100%を原料にした油です。100%自然素材なので手に触れてもなめても当然害はありません。手に触れる部分にはこうした品質や原材料が明らかなものが一番安心できます。

R0031716無垢フロア床_キヌカ塗り_オイル仕上げ

キヌカは伸びもよく、キヌカ自体はほぼ無臭。床という一番表面積がある場所に塗っても塗布直後にも気になるような臭いが残らないのがよいところ。

作業性もよく、手ぬぐいにキヌカを浸し硬く絞り、雑巾掛けの要領で塗っていくだけという簡単施工。
塗る際には手ぬぐいやウエスなどの薄手の生地を使用するのがポイント。タオルでは油がつき過ぎて塗り過ぎになるので使用は不可。

R0031722無垢フロア床_キヌカ塗り_オイル仕上げ

両手を油まみれにしながら手分けをして塗り進めます。この段階で電話が鳴っても誰も取れません(笑)

そして、無事キヌカ塗り完全完了。

R0031724無垢フロア床_キヌカ塗り_オイル仕上げ

終わりが夜なので写真写りが今一ですが、床全体が濡れ色に一段濃くなり、床材としてワンランク上質感が増しています。



キヌカは誰にでも濡れて、1回塗りで拭き取りも不要なので施主工事でもプロの塗装屋が塗っても同じ仕上がり。塗布後の臭いも残りませんのでオイル仕上げの定番として継続して使っています。

床は生活を続けていく中で、最も人や物が触れる場所であり、同時に汚れやへこみなどのメンテが必要な場所でもあります。
こうした場所にはあまり特殊な塗装や材料を使うと建て主さん自身でメンテするのも気持ちの面でハードルが高くなりやろうという気が遠のきます。(窓ふきや網戸洗いでさえ面倒ですよね?(笑))

オイル仕上げのオイルは多種多様ですが、あまり特殊なものを使わず誰にでもできる。長く使い続けるためにはこれが一番なのです。


関連過去記事


2013.03.21 第2回室内木部オイル仕上げ大会(施主工事)|ラグジュアリーな仕上がりに
2013.03.07 第1回室内木部オイル仕上げ大会、左官・壁紙見本検討会|施主工事
2012.09.24 無垢フロアサンダー掛け&オイル仕上げ|最終仕上げ
2012.09.10 天井シナ合板グロスクリアオイル仕上げ|オイルの特徴
2012.07.13 室内木部オイル仕上げ、植栽植込み|施主工事
2012.01.18 土佐和紙貼り、床仕上げ、キヌカ塗り|内装仕上げ
2010.09.15 床・家具オイル(キヌカ)仕上げ|施主工事




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