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構造材の加工前材料検査|木を見る、木を測る

「弁天橋通の家」に使用する構造材の材料検査をおこないました。
場所は製材から乾燥、加工までを一貫して行っている坂詰製材所さん。

R0032096_坂詰製材所

当社では構造材に地産地消の精神で新潟県産の杉「越後杉」を使用します。
ただし、どの場所にも越後杉が適しているわけではありませんので、構造計算の結果を踏まえつつ、越後杉の特性を見極めながら一部米松や構造用集成材を使用します。

越後杉の原木丸太は大断面、長尺になると良材が少なくなる傾向なので、ざっくり言うと、梁の断面が大きいか長尺のものの場合は適宜、米松か集成材に変更していきます。

越後杉 材料検査


越後杉の製材は、当然天然無垢の木ですので、節の入り方、目の通り方、乾燥の程度、表面割れの有無など、すべて一本一本状態が異なります。

R0032104_構造材材料検査_越後杉

節が入っているから即それが強度に直結するというわけではありませんが、使われる場所の荷重状態によっては“避けた方が安全である”と判断できるものもありますので、材料を一本ずつ見ながら使う場所を確認・選別していきます。

R0032131_構造材材料検査_越後杉

ものによっては少々節の入りが強いものも交じっていますが、全て跳ねていては使えるものがありませんので、荷重の掛からない場所に回すなど“気配り”ならぬ“木配り”をしていくのも材料検査の目的の一つ。

製材品の越後杉は人工乾燥機によっていわゆる“乾燥材”として製品にしますが改めて含水率計で測定。

R0032102_構造材材料検査_越後杉含水率測定

越後杉構造用製材(平角)の含水率基準は25%以下。
乾燥窯の関係で梁成の大きなものは含水率が高くなる傾向なので、その辺も踏まえて材料の含水率をチェックしていきます。

実際に測ると含水率が高めのもの(乾燥が甘い)も交じっていますので、その場で跳ねて別の材料を手当てします。
含水率が高いものを継続的に荷重が掛かる場所に使用すると、時間が経過するほど変形量(たわみ量)が増える「クリープ変形」の原因になりますので注意深く含水率を確認します。


米松・構造用集成材 材料検査


梁材には越後杉以外に一部、米松の構造用製材や構造用集成材を使用します。

P1010392_構造材材料検査_米松ドライビーム・構造用集成材

米松(ドライビーム)と集成材はJAS認定工場で製造され、一本ずつに性能表示(ラべリング)がされています。検査では目視で外観を確認しつつ、設計で決めている強度区分以上のものかを確認していきます。

P1010400_構造材材料検査_米松ドライビーム

米松は「E110以上 SD20 ドライビーム」。
“E110”とは、ヤング係数といって材料の“たわみにくさ”を数値化したもの。
“SD20”とは、「含水率20%以下」であることを意味しています。

また、集成材は1本ごとにJAS認定シールが貼られて性能表示がなされています。

P1010391_構造材材料検査_構造用集成材

構造用集成材はオウシュウアカマツで「強度等級:E120-F330」
“E120”とは、先ほどの米松と同様に“たわみにくさ”を数値化したもの。
“F330”とは、材料の“曲げ強度”を表示したものです。

JAS製材、JAS集成材はどちらもグレーディングにより性能表示がしっかりしていますので、我々も余計な気を使うこともなく安心して使用できます。



材料検査もこれで完了。
結果的には材料の完全入替えは1本のみ。その他は木配りで1棟の中で適材適所に使用することでまとまりました。

毎度のことながら、この材料検査のために材料の下準備をしてくださった坂詰製材所さん、担当営業の方にはお世話になりました!


関連過去記事


2012.11.06 構造材製品検査|加工前検査とその意味
2012.04.17 構造材加工前の製品検査|工場製品検査
2011.11.04 構造材の材料検査




「弁天橋通の家」の過去記事は左のカテゴリー、もしくはこちらのリンクから連続でご覧いただけます。

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