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信州から松外壁材のウッドロングエコ塗り

「弁天橋通の家」の外壁はガルバリウム鋼板張りがメインですが、一部玄関周りは無垢の板張りにします。

その外壁材に使うのが信州カラマツのドイツ下見板。

R0032804信州唐松からまつ_ウッドロングエコ塗り

“ドイツ下見“とは板の張り方の一つで、張り上がると横目地だけが通った凹凸のないフラットな張り上がりとなります。木の板張りの中でも張り上がりがシンプルに仕上がるのでおススメしています。

から松は木の樹種の中でも比重(密度)が高く硬い、油っ気も強い材なので、無塗装でも屋外暴露に耐えうる木材ですが、より耐久性を高めるために木材保護塗料「ウッドロングエコ」を塗っていきます。

木材保存塗料の類の中でも圧倒的なコストパフォーマンスと耐久性がある「ウッドロングエコ」。その仕組みと効果について詳しくは関連過去記事をご覧ください。

2012.11.16 から松外壁材+ウッドロングエコ塗り|見本品製作
2010.05.11 現物見本を製作|ベベルサイディング+ウッドロングエコ


ウッドロングエコ塗り|信州から松外壁材


まずはウッドロングエコの準備から。
粉末のウッドロングエコを規定の配分で水で割り、ウッドロングエコの液を作ります。

R0032801ウッドロングエコ

ぱっと見ただの汚い水ですがこれで正常です(笑)ハーブ類も入って浮いており、それが余計に泥水っぽさを演出(笑)

水で溶いたウッドロングエコはそのまま刷毛で唐松に塗っていきます。

R0032806信州唐松からまつ_ウッドロングエコ塗り

この時点ではただのシャバシャバの水を刷毛で塗っているだけの感覚。

ウッドロングエコは塗装直後からじわじわと色変化がはじまります。木材に浸透し、実際に外壁材として張り終わった後も、雨水や湿気による湿潤を繰り返しながら内部に浸透、同時に色も変化していきます。

R0032834信州唐松からまつ_ウッドロングエコ塗り_色変化

色の変化の具合としては、透明>緑>こげ茶>シルバーグレイという流れ。

母材の木の樹種によっても色変化の濃淡は変わりますが大よそは上記のような変化をし、10年後くらいには木材が退色した色である灰色のシルバーグレイになります。

ウッドロングエコのよいところは、1度塗りでその後のメンテ(再塗布)が不要。そして効果も持続するというところ。
仮に外壁など広い面積に他の木材保護塗料を塗った場合、10年と経たないうちに色落ちし、見た目も貧相に、そして塗膜もなくなります。再塗装の手間を考えてもウッドロングエコに軍配があがります。


1日掛けて塗装が完了。この後は工程を見ながら現場搬入し張っていきます。

(追記:外壁張りました→「2013.07.18 外壁:信州から松ドイツ下見板張りの部分使い」)


関連過去記事


2013.01.25 から松外壁のドイツ下見板張り|シンプルな木の外壁
2012.12.03 唐松外壁のウッロングエコ塗り大会|施主参加型塗装工事
2012.11.16 から松外壁材+ウッドロングエコ塗り|見本品製作
2010.05.11 現物見本を製作|ベベルサイディング+ウッドロングエコ
2010.06.16 ウッドロングエコ塗り大会




「弁天橋通の家」の過去記事は左のカテゴリー、もしくはこちらのリンクから連続でご覧いただけます。

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