機能的なキッチン背面収納、両面収納|大工造作家具
お盆休みを挟み、「弁天橋通の家」も内部造作工事が進んでいます。
大工が作る造り付けの造作家具類が主ですが仕上がり順でアップします。
大工が造る家具と、家具工事(家具屋)で造る家具の違いについては、過去記事の<大工と家具屋での造作家具の違い>の項を参照。
それぞれ一長一短ですのでお互いの”得意”を見ながら選択しています。
キッチンの後ろにはいわゆる食器棚として、キッチン背面収納を造ります。

天井高を少し低めの2250mmにおさえて、天井高一杯で収納を造り付け。
あまり高くても上の棚類の使い勝手が悪いのである程度低めに押えると使い勝手も向上します。
造り付け収納は、置き家具のようにスペースの余りを作らずに遊びなく作り込めるのがよいところ。
建築的にも様々な機能を付加させることができます。例えばこの収納の足元に設けたスリット・・・

弁天橋通の家の暖房には床下空間にエアコンで暖気を循環させる“床下エアコン暖房システム“を採用しています。その暖気の出口として、部屋の各所には床面にスリット(床面ガラリ)を設けていますが、この収納の足元に吹き出し口を組み入れるように作ってあります。
できあがってしまうと覗き込まない限り目に付かない存在感ですが、存在感は消えてもひっそり床下吹き出し口として機能してくる。そんな作りにしています。
キッチン背面収納は、大工工事としてはこれで完成。

この後建具工事で正面に建具や抽斗(引き出し)、スライドカウンターなどが付けば完成です。
今回は小さいながら、様々な調理家電がこの中に組み込まれます。
電子レンジ、トースター、炊飯器、ポット、そして、奥には冷蔵庫と設計段階で奥さまと綿密に配置を検討してあります。我ながらよく収まったなと(笑)
住まい手個々の”必要”が必要な分だけ機能的に配置されている。これも一品生産でつくる造作家具の得意とする分野です。
リビングと同じ空間に位置するダイニングスペースを緩やかに区画する家具としてカウンター型の両面収納棚を設置。

リビング側、そしてダイニング側からとそれぞれから使える収納という観点から両面収納棚としています。
この後、天板と可動棚が付けば大工工事としては完了。建具工事で引違い建具や中抽斗(引き出し)を組込めば完成です。
ナラの天板と可動棚が付いた両面からの写真がこちら。
ダイニング側から見る。

リビング側から見る。

両面とも建具が入って、オイル仕上げが掛かればまた雰囲気がぐっと変わるでしょう。
ダイニング側からリビングを見ると空間としても大分かたちになってきました。1階の窓から2階へと伸びる勾配天井も気持ちがいい。

内部造作もいよいよ終盤。残るは造作キッチンです。
・2013.04.01 製作建具の吊り込み|扉、玄関収納、背面収納、折れ戸
・2013.03.20 建具建て込み|シンプルでニュートラルな建具デザイン
・2013.02.22 造り付けキッチン背面収納ができるまで|大工造作工事
・2012.01.19 建具建込み、造作家具・建具の塗装
・2012.01.09 キッチン背面収納、下駄箱、他|造作家具工事
「弁天橋通の家」の過去記事は左のカテゴリー、もしくはこちらのリンクから連続でご覧いただけます。
■□ 完成見学会 □■
「弁天橋の家」の完成見学会を2013年9月下旬に開催します。
詳細は決まり次第、web・blogにてご案内いたします。
■□ 問合せ先 □■
自然素材を使ったシンプルで快適、心地いい家づくりを目指しています。
詳しくは下記のリンクからwebをご覧ください。
新潟木の家 自然素材とテクノロジーを匠が活かす|山口工務店
お問い合わせは弊社ウェブサイト、またはblog左のメールフォームからもどうぞ。
■□ Facebookはじめました □■
・山口雅和 Facebook個人アカウント(Facebookアカウントが必要です)
・山口工務店 Facebookページ(どなたでもご覧いただけます)
FBページでは、BlogやTwitterで書いた事に対する追記や番外情報なども書いてます。
■□ 直近web更新 □■
(1)2013.03.14 コンセプト>「安心」ページ内の省エネ標準スペックを引き上げ、周辺解説も追記
(2)2013.03.12 「イベント」ページを新規作成
(3)2013.03.06 「採用情報」を更新

ホームページをリニューアルしました。
当社の住宅に対するスタンス、設計コンセプトなどかみ砕いた説明をしています。
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それぞれ一長一短ですのでお互いの”得意”を見ながら選択しています。
キッチン背面収納は機能の密度高く|造り付け造作家具
キッチンの後ろにはいわゆる食器棚として、キッチン背面収納を造ります。

天井高を少し低めの2250mmにおさえて、天井高一杯で収納を造り付け。
あまり高くても上の棚類の使い勝手が悪いのである程度低めに押えると使い勝手も向上します。
造り付け収納は、置き家具のようにスペースの余りを作らずに遊びなく作り込めるのがよいところ。
建築的にも様々な機能を付加させることができます。例えばこの収納の足元に設けたスリット・・・

弁天橋通の家の暖房には床下空間にエアコンで暖気を循環させる“床下エアコン暖房システム“を採用しています。その暖気の出口として、部屋の各所には床面にスリット(床面ガラリ)を設けていますが、この収納の足元に吹き出し口を組み入れるように作ってあります。
できあがってしまうと覗き込まない限り目に付かない存在感ですが、存在感は消えてもひっそり床下吹き出し口として機能してくる。そんな作りにしています。
キッチン背面収納は、大工工事としてはこれで完成。

この後建具工事で正面に建具や抽斗(引き出し)、スライドカウンターなどが付けば完成です。
今回は小さいながら、様々な調理家電がこの中に組み込まれます。
電子レンジ、トースター、炊飯器、ポット、そして、奥には冷蔵庫と設計段階で奥さまと綿密に配置を検討してあります。我ながらよく収まったなと(笑)
住まい手個々の”必要”が必要な分だけ機能的に配置されている。これも一品生産でつくる造作家具の得意とする分野です。
両面収納|造り付け造作家具
リビングと同じ空間に位置するダイニングスペースを緩やかに区画する家具としてカウンター型の両面収納棚を設置。

リビング側、そしてダイニング側からとそれぞれから使える収納という観点から両面収納棚としています。
この後、天板と可動棚が付けば大工工事としては完了。建具工事で引違い建具や中抽斗(引き出し)を組込めば完成です。
ナラの天板と可動棚が付いた両面からの写真がこちら。
ダイニング側から見る。

リビング側から見る。

両面とも建具が入って、オイル仕上げが掛かればまた雰囲気がぐっと変わるでしょう。
ダイニング側からリビングを見ると空間としても大分かたちになってきました。1階の窓から2階へと伸びる勾配天井も気持ちがいい。

内部造作もいよいよ終盤。残るは造作キッチンです。
関連過去記事
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・2012.01.19 建具建込み、造作家具・建具の塗装
・2012.01.09 キッチン背面収納、下駄箱、他|造作家具工事
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インフォメーション
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「弁天橋の家」の完成見学会を2013年9月下旬に開催します。
詳細は決まり次第、web・blogにてご案内いたします。
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(2)2013.03.12 「イベント」ページを新規作成
(3)2013.03.06 「採用情報」を更新

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