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地盤調査|地盤セカンドオピニオンを利用し地盤改良不要の判定

「山田の家」では着工に先立ち地盤調査を行いました。
地盤調査の方法は、小規模建築物の地盤調査では一般的なスウェーデン式サウンディング試験(以下「SWS試験」という。)です。

地盤調査では建物が建つ場所の地盤の深さ方向の性状(土質の推定や地盤の固さ等)を測定するのが目的です。

ここまでは一般的なSWS試験の解説ですが、今回の地盤調査の方法と得られたデータの解析は今までのものよりも高精度なもの。結果的に過剰な地盤改良工事を削減することにつながる画期的な方法です。

地盤調査|半自動地盤測定機「グラウンド・プロ」


SWS試験は半自動の地盤測定機でおこないます。ぱっと見はどこにでもある半自動地盤測定機ですが、どちらかと言えば限りなく手回しに近い自動機。

DSC01047_地盤ネット地盤調査スウェーデン式サウンディング試験グラウンド・プロ

一般的な自動機はロッドの貫入からデータ記録まで全て自動ですが、この半自動地盤測定機「グラウンド・プロ」は操作もデータ記録も全て手動。こう書くとこちらの方が精度が悪そうですが、実はこちらの方が精度がいい。

理由は、通常の自動機は荷重制御も含めプログラムによる自動制御なので、例えば貫入量25cmの中でわずかでも自沈層があれば安全側としてその25cmの層全てを自沈と判断することもあります。自動制御なのでやむを得ない部分です。

それに対して、このグラウンド・プロの場合は、人の手で貫入動作(ON-OFF)を制御し、ロッドの振動や音も随時その場で人の手で記録していきます。

DSC01046_地盤調査スウェーデン式サウンディング試験記録用紙

その証拠に記録もこのような記録用紙に貫入量25cm単位でまさに人力で記録していきます。まさにアナログ。
自動な部分は機械が精度よく一定スピードでロッドを貫入してくれるところ。

普通であれば調査が始まれば少し別の作業をするなどできますが、これは回転制御(ON-OFF)も人の手なので一人の調査員が完全に付きっきりの作業。普通よりも測定時間が掛かり作業効率は悪いですがその分精度の高いデータを取ることができます。

DSC01051_スウェーデン式サウンディング試験_ロッド先端スクリューポイント

調査後に引き抜いたロッド先端(スクリューポイント)。
近隣のデータもそうでしたがこの辺りは砂質土。

同じ地盤であっても、通常の自動機とグラウンド・プロの半自動機とでは調査結果が違ってくるのは当然の結果です。
ちなみに、今現在新潟ではこの半自動地盤測定機「グラウンド・プロ」はこの1台しかありません。これから益々導入が増えることを期待しています。


地盤解析|地盤セカンドオピニオンを利用し地盤改良不要の判定


地盤調査で得られたデータを基に解析をおこなって地盤改良が必要か不要かを判断するわけですが、ここに業界が抱える大きなグレーゾーンがあります。

誤解を恐れずに言えば、地盤調査と地盤改良、この二つは同一会社が行っているのが殆ど。となればおのずと調査データの解析も安全側に・・というのは想像にやさしいでしょう。

そんな中、今回は完全な第三者による地盤調査の解析をおこなう地盤ネットの「地盤セカンドオピニオン」を利用しています。

具体的には、調査から得られたデータを基に、

・地盤の強度性能を示す「地盤の長期許容支持力」
・「SWS試験結果による自沈層の検討」
・近隣のボーリングデータの参照

などから総合的に判定することで、第三者の立場から過剰な改良工事にならない適正な判断を下していきます。
仮に改良不要と判断されても、その地盤に対しては10年間の地盤保証が付くので安心です。



こうして、精度のよい調査と詳細な地盤解析により、「山田の家」では“地盤改良 不要”の判定となりました。
もし仮に地盤改良となると改良深さや規模により60~100万近くの工事となるため、効果は絶大です。

地盤セカンドオピニオンの全国実績では、調査・解析した地盤で全体の75%は地盤改良不要のという判定実績があります。新潟に限って言えば55%が地盤改良不良の判定です。新潟は元々地盤がよくない場所が多いので若干低いですがそれでも2件に1件は改良不良。
調査すればほぼ改良となる従来の方法と比べるとその優秀さ、地盤の適正評価がうかがえます。


地盤調査|半自動地盤測定機「グラウンド・プロ」


最後に、地盤調査の様子の動画をアップします。
調査員が測定機に張り付いてロットの振動を手や耳で感じ、きめ細やかにデータを取っている様子がわかります。
SWS試験としてこれ以上の高精度な測定方法はありません。




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