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祝上棟 建前ダイジェスト|強い屋根構面の作り方

先日、北上の家の建前をおこないました。規模が大きいため土台敷きから数えて3日目で屋根まで決まりがつきました。

DSC08939建方_建前_上棟

下屋とカーポート部分がまだですがほぼ形になりました。


建前ダイジェスト


基礎の上に家が建つ。その一番初めが“土台敷き”です。まさしく“家の土台”となる土台を基礎に据付けていきます。

P1020113土台敷き

土台敷きと大引きで初日は終了。柱くらいは建てられるかと思いましたが広くてそこまではいきませんでした。

2日目はクレーンを入れての建方本番。大工9人で1階柱~2階床梁~2階柱、小屋組みと進んでいきます。

P1020116建方_建前

2日目の夕方棟木も上がり、上棟。とはいえ小ぶりの建物であればこの位には垂木や野地合板まで進みますが冬で陽も短いこともありここまでで終了。

3日目は屋根下地で垂木、野地合板など雨に降られる前の雨仕舞い優先の作業です。

P1020125建方_建前_屋根垂木転び止め

垂木の留め付け、垂木間に転び止めの設置、暴風時に屋根が受ける吹き上げ力を負担するひねり金物などを付けます。
その後、(上の写真にある上から)野地板となる構造用合板、その上にインシュレーションボードを張っていきます。

DSC08954建方_建前_屋根垂木

ここまでくればほぼ家の形に。
建方は家づくりの中で最も短時間にダイナミックに景色が変化する時。昨日まで基礎しかなかった場所に立体が生まれます。
我々も今まで図面という2次元の世界だったものが、実スケールで3次元立体として現実の世界に姿を現す何度経験しても心躍る瞬間です。


アスファルトルーフィング(下葺材)



2階の上屋は屋根が決まった(=完成した)ので、大工たちは1階部分の下屋を作っています。

DSC08947建方_建前_屋根垂木

そうこうしていると、夕方には頼んでおいた板金屋さんが屋根の下葺きのアスファルトルーフィングを葺きに来てくれました。

DSC08939屋根下葺き_アスファルトルーフィング

DSC08944屋根下葺き_アスファルトルーフィング

ルーフィングまで葺けばこれで雨に降られても安心です。
今回は建前の期間中天気はよくない予報だったのですが、よい方向に外れ、建方もスムーズに進みました。


強い屋根構面の作り方|構造から見た屋根組みポイント



木造軸組みとしての垂木と野地合板、これらを留める釘や金物の使い方の原理原則は共通項なので省略しますが、地震力を負担する屋根構面として当社が標準的にやっている仕様を今回も採用。

建物の構造は全て構造計算(許容応力度計算)によって安全を検討しています。その中で、垂木と野地合板で構成する屋根構面は構造上重要な構造要素。
地震力や風圧力を受けた際に、口の開いたみかん箱の上にフタをするように建物のねじれを止めて、建物全体に力を流す役割をするのがこの屋根構面です。

垂木はN75釘の3本打ち。3本は手打ちで留め付けるにしても垂木が割れない限界本数でしょう。そして垂木と垂木との間には“転び止め”を設置(下の写真)。

DSC08959垂木転び止め

転び止めはその名のとおり、垂木が転ばないようにする役目。高さ105mmの垂木と同寸の転び止めを設置。

DSC08962垂木転び止めN75釘打ち

転び止めもN75釘を表裏で計3本打ち(上の写真赤丸部分)。
屋根垂木は地震や暴風時に建物がせん断力を受けると転ぶように壊れようとします。それを止めて耐力を発揮させるのが“転び止め“というわけです。

垂木や転び止めは何も固定しなければ“ただ乗っかっているだけ”ですので、規定釘と本数で留め付けます。今回の一連の仕様も全て実大実験により裏付けが取れ、そしてその実験データから算出した許容せん断力、しいては屋根倍率として構造計算に入れ込み構造検討されているどれも必要があってやっていること。
ちなみに一般的な転び止めなしの垂木転ばしの屋根は屋根倍率0.7。(屋根倍率の数値は大きさに比例して屋根の剛性が高まる)そして、今回の仕様で5寸勾配だった場合の実験値で屋根倍率1.06。3寸勾配で転び止めがない実験値で屋根倍率1.13。
今回は上屋が3寸勾配で転び止めがあるので、実力値は屋根倍率1.13以上は見込めます。ただし残念ながら3寸勾配以下で転び止め有りの実験データがないため、止む無く安全側の転び止めなしの屋根倍率1.13で建物は設計しています。


設計し、現場での正しく施工、そしてきちんと出来ていることの管理。このプロセスは建物が完成するまで続きます。

DSC08950建方_建前_木造軸組み


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